みちる草紙

2005年11月23日(水) 熱海

この年末年始は故郷へは帰らず、熱海で過ごす予定。
てか、母と喧嘩しているので、実家に寄りつけないというのが真相(-_-;)
近頃、何かと熱海に行くことが多い。
かれこれ年に十回は足を運んでいるだろうか。

昨年大晦日の東京は、道も畑も分かたぬほどの大雪に見舞われた。
バスや電車を待つ間も、降り積もる雪に埋もれて凍えそうだった。
それが熱海駅に降り立ってみると、まるで嘘のように空気が暖かい。
月がぽっかり浮かび、旅館の温泉があちこちで湯気を立てている。
たかだか100キロ隔たっただけで、あんなにも気温が違うとは驚いた。

普段は「こんなもんだろう」と思って暮らしていたが
比べてみると、やっぱり東京って寒いんだなぁ。

そして不思議なことにあの街は、夜道でも殺気を感じない。
ひと気のない通りを、街灯を頼りに一人とぼとぼ歩いていても
「怖くない」のだ。うちの近所とは明らかに何かが違う。

土地の人に聞けば、それはここを拠点にしている
アウトローな方々(マル暴とも言う)のお陰だとか。
へっ、そんなことあり得るの?と思ったが
事実それの抑止効果によって、熱海では犯罪の発生件数が低く
下手なチンピラやごろつきが蔓延りにくいのだそうだ。
悪を以って悪を制すってこういうことか!と感心した次第。

熱海での最大の楽しみはやはり食べものかな。温泉は後まわし。
魚介は同じ値段でも都内のスーパーの倍の質と量。魚好き冥利。
行きつけの小料理屋、お菓子屋、喫茶店、バーもある。
特に、そのバーのマスターの作るおつまみは
何を食べても、ケチの付けようがなくおいしい。
そして、まるまる太って帰ってくる羽目になる…(TーT)


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