みちる草紙

2005年10月16日(日) また雨、また地震

『明日の関東地方は、青空が広がるでしょう』

確かに昨日のNHKの天気予報では、こう言っていた。
なのに、何故だ。煤煙の如くどす黒い厚い雲が隙間なく空全体を覆っている。
先月の横浜アリーナも、晴れの予報をみごと覆し、ただならぬ土砂降りとなった。
それまで外はそよともしていなかったのに、家を出る5分前に突風が唸り始め
階段を下りると同時にパラパラと降ってきて、傘を取りに部屋に駆け戻った。

今日も念のために傘を持って行ったがよかろう…。
玄関の戸締りをし、何歩も歩き出さないうちにポツリと顔に当たる。
ああやっぱり、雨神はアタシが外に出るのを待っていたのだ。。。

歩きながら折り畳み傘を開き、小雨の中、幹線道路沿いをひたすらテクテク。
そして、駅に近づいた頃、突如

ガシャガシャガシャガシャッ!!!

左手の駐車場のフェンスが鳴った。
見ると、金網がひとりでにガタガタとわななくように揺れている。
そして、車道と歩道を隔てて連なる透明の防音壁が
これも風もないのにベコベコ音をさせ、小刻みに激しく揺す振られていた。

地震か?
やばい、まずい。電車が止まってしまったらどうしよう。
時刻は午後4時をまわった頃だった。
開演まであと1時間もないのに、自宅付近に足止めだなんて、困る!!
(もっと早く出ろ)

果して、ホームに着くと同時に電車が入ってきた。何ごともなく動いている。
そして代々木駅まで、車両は特に遅れもなくスムーズに走った。
おかしいなぁ?あれは何だったんだろうか。

   

こうして、4年ぶりの代々木第一体育館に到着。
また南スタンド… しかも何?B列の端っこだわよ今回。最低(-_-;)
「省吾♡省吾♡ アタシを見て〜♡♡」
ステージから果てしなく遠い座席からの、熱視線と心の叫びは遂に届かぬまま…。
くそう。Yahooチケットの抽選に漏れさえしなければ、こんな末席に着くことなんて!!

帰宅後、部屋に入って見て驚いた。
もんの写真立ては無事だったが、本棚のへりに積んでおいた本がごっそり床に落ちている。
食器戸棚のガラス戸は片方がいっぱいに開き
洗面所では瓶類がことごとくシンクに転げ込み、蓋が散乱していた。
出がけ、偶然あのフェンスの揺れに気付くことがなければ
空き巣に入られたものと錯覚したかも知れない。

私は雨ばかりか、地震まで呼ぶ体質になってしまったのだろうか…。


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