「悪女について」有吉佐和子
※※ 9.5点 ※※
20年ぶりくらいに読んだけど、やっぱおもしろいわー!
おもしろかった…ということは覚えてたけど、内容や結末を全く覚えてなかったので、新鮮に楽しめました。
「主人公を登場させないで、周りの人物の証言だけで話が進む」 という手法は、この小説で(有吉さんが)発明したのでしょうか?
この手法を用いてる小説はいくつもありますが、それらを読むたびに「悪女についてみたい…」と思わせるのは本当にすごいことだと思います。
素晴らしいよね。
10点満点ではなくマイナス0.5にしたのは、「殺されたのか自殺だったのか」ということで引っ張り続けた結末が…オチがちょっと弱いかな、と思ったので。
まあ、昭和58年の小説としては画期的だったとは思いますが。
なんにせよ、おもしろい小説を読むと幸せな気持ちになりますね!
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