「麻耶姉」というあだ名がいつの間にか「麻耶」になってたり 「麻耶と俺は一個しか違わないよ」 とか 「みんなまだ気づいてないみたいだけど 麻耶はお酒強いけど限界超えると眠くなっちゃうんだよね」 とか言われたり 授業中にあたしの大好きなアーティストの音楽をかけてくれたり ちょっとしたことが嬉しいんだ。 いちいちいちいちあたしはしあわせになる。 きっと彼は友達としてあたしを大事にしてくれてるんだと思う。 他の女友達と同じように。 「彼の一番になりたい」なんて 馬鹿げた夢を見るのはやめたほうがいいのかな。
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