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『沙�瞽跂埼�』 浅田次郎 徳間書店 - 2003年04月27日(日)

かなり期待して読みましたが正直期待はずれでした。ちなみに“さこうろうきたん”と読みます。
5編からなる連作短編集です。
各界で名をなした人物がここだけの話を語る場所・・・東京にある沙�睿�という名のサロン。話は門外不出のきまりとなっています。設定は悪くないのですが・・・

結論を言えば、浅田さんはそれぞれ独立した短編集の方が持ってる力を発揮できるんじゃないかなあと痛感しました。

まず1編目の「小鍛冶」、刀剣鑑定における贋作物の話ですが少し難しくて(この作品だけを読むと歴史小説を読んでるように感じる)入り込みにくいです。

それぞれ、いろんな方面の個性的な人の興味深い話なんですが、語り手の話すパターンが決まっており、また聞き手の談山先生と小日向君も少し平凡すぎるかなあと思いました。ちょっと変人っぽいオーナーは面白いキャラだったんですが・・・
読み込み不足かもしれませんが、あんまりそれぞれの話に感情移入することが出来なかったことが残念。

話が少し幻想的すぎて受け入れられない感じですかね。どうしても『鉄道員』や『月のしずく』なんかの短編集と比べると見劣りしちゃうんですね。泣かされる寸前で話が止まってしまいました(笑)

とはいえ、最後の「雨の夜の刺客」はヤクザの大親分になった男の出世話がわかりやすく書かれていて面白かったです。

評価6点


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