ああそうだった。 実演に選んだ本について書くんだった。 著作権切れてるっていいですね。 ネタにしやすい。
作者は、岡本かの子さん。 1889年〜1939年、明治・大正・昭和を駆け抜けた女性です。 女性作家・・・青空文庫を探しますが、あまりいらっしゃらないんですよ。 知らないだけかもしれませんが。
で、今回はこの方の『気の毒な奥様』という掌篇を読ませていただきました。
今回選ぶポイントとしては。 五分以内。ほんとは三分以内。 二人で読めるもの。かけあいがあると尚よし。せめて、地の文と台詞・・・と分けられるといいなぁ。 たくさん人が出るとダメ〜。 男性でもちょっとやだ〜。 女性がメインの話がいい〜。
ということで、男性作家も見てたんですが、やっぱり男性は男性が主人公で出てきちゃうので。 女性作家を先に検索することにしました。 で、ヒットしたのがこの話でした。
映画上映中に駆け込んできた女性。 夫が、浮気相手とここに来ているんだそう。 子供が病気だから家に戻ってほしいから、アナウンスしてくれ・・・と言うんですが、名前は名誉が傷つくから言えない。 どうせえっちゅーねん・・・という中、受付の少女がひらめく。 そして立札を会場内に持って行く。 『本当の奥様が待ってます。子供が病気だそうですよー』 そしたら、会場内大騒ぎ。 あちこちから、出口に殺到しちゃう紳士たち。 あらあら、この人たち皆浮気相手と映画見に来てたのかー、奥様たち、気の毒ねー。
というお話し。 最後までオチは分からないし、オチは絶妙。 最後に笑える・・・というのはカザハナテイストとは違いますが、ブラックな点は買いでして。 というか、明治なご時世に、女性がこういうものを発表できたってのがすごいなぁと。 今も昔も・・・と思って驚いた題材です。 何度読んでも面白いので、今度この方の作品をかたっぱしから読んでみたいと思いました。 もちろん、口語文体で・・・。
敷居の高い、昔の文豪。 こんなブラックな面白いお話しもあるんですね〜。 今回まちなかTV用の題材探しでうっすらと読んだのが多々ありますが、やっぱり面白いものは面白い。 ちょっと昔の文豪な方々に興味の出る作品でした。
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