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随筆
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2014年07月01日(火) 実演した本


ああそうだった。
実演に選んだ本について書くんだった。
著作権切れてるっていいですね。
ネタにしやすい。

作者は、岡本かの子さん。
1889年〜1939年、明治・大正・昭和を駆け抜けた女性です。
女性作家・・・青空文庫を探しますが、あまりいらっしゃらないんですよ。
知らないだけかもしれませんが。

で、今回はこの方の『気の毒な奥様』という掌篇を読ませていただきました。

今回選ぶポイントとしては。
五分以内。ほんとは三分以内。
二人で読めるもの。かけあいがあると尚よし。せめて、地の文と台詞・・・と分けられるといいなぁ。
たくさん人が出るとダメ〜。
男性でもちょっとやだ〜。
女性がメインの話がいい〜。

ということで、男性作家も見てたんですが、やっぱり男性は男性が主人公で出てきちゃうので。
女性作家を先に検索することにしました。
で、ヒットしたのがこの話でした。

映画上映中に駆け込んできた女性。
夫が、浮気相手とここに来ているんだそう。
子供が病気だから家に戻ってほしいから、アナウンスしてくれ・・・と言うんですが、名前は名誉が傷つくから言えない。
どうせえっちゅーねん・・・という中、受付の少女がひらめく。
そして立札を会場内に持って行く。
『本当の奥様が待ってます。子供が病気だそうですよー』
そしたら、会場内大騒ぎ。
あちこちから、出口に殺到しちゃう紳士たち。
あらあら、この人たち皆浮気相手と映画見に来てたのかー、奥様たち、気の毒ねー。

というお話し。
最後までオチは分からないし、オチは絶妙。
最後に笑える・・・というのはカザハナテイストとは違いますが、ブラックな点は買いでして。
というか、明治なご時世に、女性がこういうものを発表できたってのがすごいなぁと。
今も昔も・・・と思って驚いた題材です。
何度読んでも面白いので、今度この方の作品をかたっぱしから読んでみたいと思いました。
もちろん、口語文体で・・・。

敷居の高い、昔の文豪。
こんなブラックな面白いお話しもあるんですね〜。
今回まちなかTV用の題材探しでうっすらと読んだのが多々ありますが、やっぱり面白いものは面白い。
ちょっと昔の文豪な方々に興味の出る作品でした。


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