Kyoto Sanga Sketch Book
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2003年03月01日(土) 【ゼロックスカップ】〜 ポケットにしまわれた銀色のメダル

3ー0の大敗であっても準優勝のメダルは渡される。
2ヶ月前の国立の歓喜に溢れた表彰台は、
今日はまるで罰ゲームの晒し台のようでした。
すぐそれを首からはずし、ポケットにしまう敗者サンガ選手。




3月1日 13時30分

翌日私は朝からハードスケジュールだった為、
河原町今出川のサッカー専門カフェバーでの観戦です。
少し地下に降りた薄暗い店内のカウンターの白壁になじみの両チームの選手。

智星の変わりに右ウイングに入っていたのは中払。
ただし以前のような3トップでなく、松井、中払は下がり、黒部の1トップ気味。

=前半=

京都がペースを掴む。
磐田のもたつきを見て、このままなら勝つかと思いました。
ただ、個々のプレスが効いて球を奪い、受け渡すだけで、
去年のような美しく絡み合う音楽のような
魅惑的な有機的な攻撃の形はまだできていません。

磐田のマークを振り切った単発的な攻撃は、
それで面白いけどアドリブまかせ。

ハーフタイム。
サッカーファンの店長と話しました。
かなりサンガの今年の成績について辛口の予想。
私「まあ、残留できたらいいんです。」
店長「それ(残留争い)はないよ(笑)。」
でも、この上に何かが続いていけばいい、というのが私の本音。

彼の冨田についての評価が低いのが気になったり。


=後半=

守備の若さとフラット3の弱点がもろ出た立て続けの失点。
藤田の2列目からの飛び出しにやられました。
(京都サポなら知っている通り、以前から磐田戦はいつもあんな感じ。
ただ、もう少し調整が進めば少しは違うとは思います。)

後半の終わりに、とりあえず攻撃の駒を全部投入、
攻撃オールスターをやってみたのですが、
松井さえいなくなると、前の6人はバラバラのカオス状態と。

みるみるうちに立ち直っていく大人のジュピロ。
前半とうって変わって落ち着き払った磐田に少し心奪われたり。


私達「終わったーーー。」
店長「だいじょうぶ?ローになっていない?」
私達「ローはローですよ(笑)。」

しかし、情けなくも大敗したサンガ選手が映ったとたん
「カッコ悪いーーー!」
「あのみっともないチームはどこ?」
「でもゼロックスに出ているという事はまがりなりにも何か優勝しているはず」
「紫というより赤っぽいから・・・・確か決勝に出てたのって鹿島?」
「きっとアントだよ。」
「なんだぁ。」


店長「だいじょうぶ?」




京都はけっして智星にだけ球を預けるチームじゃなかった。
でも、智星の不在で、前線で選手の動き、球を、サッカーを繋ぎ止めるポイントが
なくなってしまった感じ。
もう、今回のように松井が不調だと、誰も前線でキープできない。

しかし皆陳腐に「智星の穴」「穴」言いますが・・・
智星一人の具体的な穴というより、
問題は、智星がいない事によるバランスの崩れなんですから。

J一遅い始動。90分もたなかったフィジカル的な調整不足のみならず、
もう少しチームを煮詰めてまた料理しなおさないといけないご様子。
今度はジョンス君達も含めて、ね。

失った男について「あんないい所は彼にしかなかったのに」と嘆くよりも、
新しく現れた男、身近な男の別の素敵な良さを見出すことが先決。
同じ素敵な部分はもうなくても、別の良さを持った彼は割と簡単に現れたりするもの。









翌日。日曜の朝。
私の乗る私鉄は西京極駅を通りました。
非日常に続いた”聖地”(国立)でのアウェイ。遠く九州でのキャンプ。
そう言えば、ずいぶん長く彼らはここから旅に出ているような気がする。

紫の幕とポスターが駅に止まった電車の中から見えた時、小さな鈴のような声が。
「あ!ぱーぷるさんがだ、ぱーぷるさんがだよ。」
「ぱーぷるさんがだぁ。」
5歳くらいの幼い兄弟が指を指し、両親に抱き着いてました。

そう、早く私たちの元に帰ってこい。京都の日常に帰って来い。
又ここから始めたらいいから。


京都パープルサンガ ゼロックススーパーカップ準優勝







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