薔薇抄 *Rose Show*
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2005年08月28日(日) 愛情と執着

咳をしてもひとり。
こんな詩、国語で習ったよね。

ダーリン出張中。だからひとり。
えーとねぇ、わたし、nejiくん大好きなのね。そんで最近たぶん、またすごく好き期なのね。
前の仕事が終わって、1ヶ月半、ずっと一緒にいた。
それまでは、1週間わたしがいなくて、帰って来たら彼が三日いなくて、とか、べつにそう珍しいことじゃ
なかった。
1週間留守にするわたしを送り出していた彼があの時、こんなに寂しい想いをしていたとしたら、
わたしはなんて酷い事を彼にし続けて来たんだろう?
いないこともある。っていう認識から、いつも一緒にいたのにって認識に変わるまでは、とても少しの
時間しか必要じゃなくて、すれ違いの生活を何年も続けて来たくせに、あっという間にその記憶は
新しいしあわせな記憶と実感に塗り替えられてしまって、今はたださみしくて寂しくて不安で淋しい。
彼は携帯からここが読めたっけな?そしたら心配するからもうこれくらいにしておこう。

昨日は彼のお誕生日で、なかなかにしあわせに過ごせた。
みなさんどうもありがとう。
綺麗で濃密で大胆で緻密で残酷な世界を堪能したあと、ここ最近にないくらい肉を食べた。
値段の高い肉は柔らかいけどホルモンは顎が疲れるから嫌い。

そして今日は実家に1人で帰った。ドアtoドアで30分とかからない。なのにわたしは平気で3ヶ月くらいなら両親と会わずに過ごす。
お嫁に行くまで知らなかったけど、おとうさんもおかあさんも、わたしの事が大好きだ。
だけど彼らはわたしの家があそこじゃないって解ってる。だから余計にわたしがかわいいんだと思う。
わたしが福井に住んでる内に、実家は引っ越して今の所に移ったから、今の実家は明らかにわたしには
よそんちだ。わたしの匂いが全然しない家。帰る家じゃなくて、行く家。
わたしが行くと言ったら、犬まで一緒になって待ってる。超かわいい。おとうさん、駅まで迎えに来るなんてする人じゃなかったじゃん。
着いた側からお茶にお菓子。おかあさん手造りのワンピース試着。昔はブスだデブだと言われたもんだったのに、人が違ったように「何着ても似合う」とか言っちゃってさ(笑)。
近所のブランドショップに3人で。ヴィヴィアンの名刺入れなんて買ってもらう。
サーティーワンのアイスクリーム食べながら、スクラッチ宝くじ。全然ハズレだよ。
スーパーに入った途端、おとうさんコージーコーナーでケーキ買ってるし。わたしに持って帰らせる分まで。
晩ご飯のお買い物をして帰宅。ごはんの支度を手伝うと言うのに、座ってなさいと言われる始末。
しかたないからおとうさんと劇場版タッチ(アニメのね)を見続ける。「やる気になんのがおせーよいつも!」「またこのパターンだよ!」「だったら乗っけてってやれよ!」突っ込みも忘れない。
みんなでごはん。今日は春巻き。おとうさんが食べたいって言ったけど、わたしが好きだって知ってるから
なんだよね。すごく美味しかった上に、デザートはケーキ(笑)。この家に来ると太るから嫌!っていつも
言うのに。でもね、わかってるよ。
好きな人に、好きなものを、美味しいものを、たくさん食べさせてあげたいと思うのは、いつでも隙間無く
お腹いっぱいでいさせてあげたいと思うのは、紛れも無い愛情なんだよね。
昨日わたしが焼き肉たらふく食べてうれしそうにしてるnejiくん見てしあわせだったのと一緒。
しあわせなんてほんとはあたりまえさつづくよ 続くよ。
ごめんなさいありがとうを心から。
あなたに。あの人に。あの子に。あの人たちに。
愛してくれてありがとう。

Happy Birth Day My Dearest.
愛しているよ。


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