薔薇抄 *Rose Show*
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咳をしてもひとり。 こんな詩、国語で習ったよね。
ダーリン出張中。だからひとり。 えーとねぇ、わたし、nejiくん大好きなのね。そんで最近たぶん、またすごく好き期なのね。 前の仕事が終わって、1ヶ月半、ずっと一緒にいた。 それまでは、1週間わたしがいなくて、帰って来たら彼が三日いなくて、とか、べつにそう珍しいことじゃ なかった。 1週間留守にするわたしを送り出していた彼があの時、こんなに寂しい想いをしていたとしたら、 わたしはなんて酷い事を彼にし続けて来たんだろう? いないこともある。っていう認識から、いつも一緒にいたのにって認識に変わるまでは、とても少しの 時間しか必要じゃなくて、すれ違いの生活を何年も続けて来たくせに、あっという間にその記憶は 新しいしあわせな記憶と実感に塗り替えられてしまって、今はたださみしくて寂しくて不安で淋しい。 彼は携帯からここが読めたっけな?そしたら心配するからもうこれくらいにしておこう。
昨日は彼のお誕生日で、なかなかにしあわせに過ごせた。 みなさんどうもありがとう。 綺麗で濃密で大胆で緻密で残酷な世界を堪能したあと、ここ最近にないくらい肉を食べた。 値段の高い肉は柔らかいけどホルモンは顎が疲れるから嫌い。
そして今日は実家に1人で帰った。ドアtoドアで30分とかからない。なのにわたしは平気で3ヶ月くらいなら両親と会わずに過ごす。 お嫁に行くまで知らなかったけど、おとうさんもおかあさんも、わたしの事が大好きだ。 だけど彼らはわたしの家があそこじゃないって解ってる。だから余計にわたしがかわいいんだと思う。 わたしが福井に住んでる内に、実家は引っ越して今の所に移ったから、今の実家は明らかにわたしには よそんちだ。わたしの匂いが全然しない家。帰る家じゃなくて、行く家。 わたしが行くと言ったら、犬まで一緒になって待ってる。超かわいい。おとうさん、駅まで迎えに来るなんてする人じゃなかったじゃん。 着いた側からお茶にお菓子。おかあさん手造りのワンピース試着。昔はブスだデブだと言われたもんだったのに、人が違ったように「何着ても似合う」とか言っちゃってさ(笑)。 近所のブランドショップに3人で。ヴィヴィアンの名刺入れなんて買ってもらう。 サーティーワンのアイスクリーム食べながら、スクラッチ宝くじ。全然ハズレだよ。 スーパーに入った途端、おとうさんコージーコーナーでケーキ買ってるし。わたしに持って帰らせる分まで。 晩ご飯のお買い物をして帰宅。ごはんの支度を手伝うと言うのに、座ってなさいと言われる始末。 しかたないからおとうさんと劇場版タッチ(アニメのね)を見続ける。「やる気になんのがおせーよいつも!」「またこのパターンだよ!」「だったら乗っけてってやれよ!」突っ込みも忘れない。 みんなでごはん。今日は春巻き。おとうさんが食べたいって言ったけど、わたしが好きだって知ってるから なんだよね。すごく美味しかった上に、デザートはケーキ(笑)。この家に来ると太るから嫌!っていつも 言うのに。でもね、わかってるよ。 好きな人に、好きなものを、美味しいものを、たくさん食べさせてあげたいと思うのは、いつでも隙間無く お腹いっぱいでいさせてあげたいと思うのは、紛れも無い愛情なんだよね。 昨日わたしが焼き肉たらふく食べてうれしそうにしてるnejiくん見てしあわせだったのと一緒。 しあわせなんてほんとはあたりまえさつづくよ 続くよ。 ごめんなさいありがとうを心から。 あなたに。あの人に。あの子に。あの人たちに。 愛してくれてありがとう。
Happy Birth Day My Dearest. 愛しているよ。
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