| 2003年12月23日(火) |
中国進出は吉か凶か? |
この度私が就職する事となった佐川急便。 運輸に就職したいと思っていた自分が、 大和や日通ではなく、佐川急便を選んだ理由…。 それが国際ロジティクスに力を入れている所でした。
学生時代に勉強した事を生かしたい! 自分の政治学での選考は国際政治学、 そして語学でのそれが中国語だったのです。
今就職活動において、 中国語サークルの後輩の多くがこのような事を言います。 「中国と関った仕事をして生きたい。」 「中国はこれから伸びるから、英語ができないしそっちで…。」
間違った考え方ではないと思います。 しかし就職活動中このような事を言った場合、 おそらくほとんどの面接官は突っ込んで聞いてくるはずです。
それがほとんどの学生が考えていない、 中国進出へのデメリットについてなのです。
「家はまだリスクの大きい中国進出は考えていない。」
こんな風に優しく言ってくれる人もいれば、
「そんなに中国行きたいなら外資系行けば? 家では多分一生そのポストにはつけないと思うよ。」
などとハッキリ嫌悪を表す人もいるのが現実です。 その時にこのデメリットについて知っているか否かで、 自分の合否は大きく変わってくると俺は勝手に思っています。 なぜならば、面接官はどんな形であれ学生の本音が聞きたいから。
もし自分が少し叩いて潰れる学生と、 それでも自分の意見を述べて師事を仰ぐ学生がいたとします。 あなたならどちらの学生を取りますか?私なら後者です。 今就活で上の様なネタを使おうとしている人がいらなら、 まず下のデメリットを知り、それでもなお可能性論を述べて下さい。
<中国進出に伴うデメリット> ●集金はきちんとできるのか否か。 中国では、集金を引き伸ばせる起業家=やり手とする風習がある。
●契約の概念がきちんと浸透しているのか否か。 中国では口約束を契約と見なす風習もあるが、 これは相手が一見さんでない場合。信用を気づくまでが大変。
●どこまで中国人にノウハウを伝えるか。 コアな技術を中国人に伝えた場合、 彼等はその技術を応用して安く作る能力を持っている。 自分の最大のライバルになりかねない…。
●製造拠点の場所 中国に進出する際問題になるのが場所。 良い場所は中国政府や外資系の大手が軒並み持っている。 安いからと言って内陸部へ工場を作った場合、 輸送費にコストがかかり、コスト削減にならない可能性大。
●日本と中国は違う国 考え方の相違は変えられない。中国を日本と思わぬ事。
以上が自分が就職活動で話した進出のデメリット。 研修の経験や、ガイアの夜明け、ビジネス本で得た 知識をきちんと面接官の方に伝えました。その結果;
「家は中国に進出するのは何十年後かも知れないけど…。」 「来年から国際ロジティクスは子会社に移行するけど、 君がどうしても行きたいなら派遣と言う形も可能。是非家へ。」
こちらが恐縮してしまうような返答を下さった企業もありました。 もちろん半分以上は駄目でした。確立で言うと3/13。 でも最終面接まで進んだ確立は5/13。自分では納得の数字です。
中国に進出するのは可能性があるから。=吉 でもそれと同じくらい不安要素もある。=凶
経営者に近い立場で言えば、 All or Nothingのような賭けは避けたいのが本音。 それでも俺は挑戦する企業を選びました。 どちらが正しかったかは時のみぞ知る…。 自分はただ答えの突き進んで邁進していくだけです。
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