自覚症状は無い。生きているのが辛いほど人生過ごしてきたわけではない。それでも時々ふと脱力を憶える。不意に全身の力が抜けていく感覚。 享楽的に生きている。それだけのために生きている。先を見ることなく、後を振り返ることなく、ただ今この瞬間だけを見て生きている刹那さ。 足下を掬われる。その寒々しさがより強い快感を求める。正直云って、自分がいつまでもつかと考えている。