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2002年12月18日(水) 身に沁むは凍てつく寒さ

 最近付き合いだした彼女がいる。彼女の彼氏は共通の先輩だ。彼女は付き合いだしたばかりなのに、荒んだような言葉を連ねる。それでもやっぱり幸せそうだ。
 最近好きだと気づいたと彼女は云った。彼女の好きな人は共通の後輩だ。もどかしいけれど、不安だけれど、片想いだけれど、それでもきっと今が幸せだろう。
 冬だからなのか、それとも己自身の所為なのか、心が寒い。こんなにも寒い季節に己を温めてくれる人は居ない、それが故に。
 [正直云ってサムい、と思った]と彼女は云った。[傍に行くよ]なんてメールを貰った彼女は云った。
 末期症状。どんなに空々しくても、どんなに馬鹿馬鹿しくても、どんなに痛くてもいい。そういう言葉を欲しいと思ってしまった。

 己の心は冷えて、荒む。人の幸せを妬むような真似しか出来ない。心が寒い。己が故に。誰の中にも己の居場所なんて無いから、そういう自分だから、それが凍てつく寒さになる。


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