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擦り切れるほど思い出して繰り返して、忘れてしまうことが悲しかった。
思い出さないでいようと思った。 柔らかな口唇 温かい舌 滑らかな肌 体の熱
何もかも初めてだった。怖さよりも恥ずかしさよりも気持ち悪さよりも、快感が先にたった。覚えたての快感を忘れない為に繰り返し思い出して、そうしていつの間にか忘れてしまった。 出来事として思い出せる。でもあの快感はもう甦らない。貴方に触れたいと思う。きっと何もかも見透かされていただろうと思うといたたまれないけれど、初めてを教えてくれた彼が今でもとても好きだと思う。
8月のひどく幼い想い出。
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