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2002年06月09日(日)

 眠りに満たされて、熱に犯されて、己の全てを投げ捨てる。
 動かない身体が白濁した液体に変わっていく。流動する己の痛みにも似た快感。


 触れるだけで感じている。甘く喘ぐ声に感じている。
 この身はもう穢れているのだ。時々己の中の獣が咆哮を上げ暴れだす。
 この身は既に狂っているのか。己が獣に気が付いてからそう思っている。
 いっそ貴女を抱ける肉体ならばよかったのに。


 今頃になってまだそんな風に傷付くなんて思わなかった。できないことが多すぎてどうしようもなくて情けなさに胸が詰まる。涙なんてこぼしたくないのに。


yue |MAIL

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