痛みとは何だろう。 傷付いても血も涙も流せないのは、本当はそれほど傷付いていないということなのか。 それとも痺れてしまったのか、あまりの痛みの衝撃に。 己の怠慢を知り、またそれを怠慢とさえ思っていなかった己を知り、憤った。 言葉にするだけなら誰にでもできるのだ。行動の伴わない虚しい言葉。それが嫌なら動くしかないのだ。仮令何を犠牲にしたとしても。