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2002年06月06日(木) 傷付いたことも、傷付けることも

 痛い話だと思っていたけど、話してそれ程でもないのだと気が付いた。それどころでは無いということなのかもしれない。
 涙も出なかったので、それ程だと思っていたわけではない。だから薄々は気が付いていた。そうして単なる思い込みだったのだと明確と、今分かった。
 優柔不断な愚かさが、幾人を傷つけただろう。
 気が付かせてくれた人達へ感謝して、気が付かなかった己を叱咤して。

 弱さも無知も罪悪だから、許されはしない。
 それでも願ってしまう。お願いだから、

 若気の至りだと、笑ってはくれまいか。


 無上の愛。
 そういうものを手に入れたいと、愚かで不相応な夢を抱いている。


 少女のような人。可愛い人。そうして酷く現実的。
 貴女に褒められるのは嬉しい。真実か分からないけれども、それでも嬉しくなってしまう。溺れるように感じてしまう。

 例え誰であっても洗脳されたいとは思わないのに、貴女の言葉に共鳴する己が居る。充分に思い知らされたはずなのに、同じことをまた繰り返そうとしている。
 愚かだと思う。幼いと思う。学習能力が無いかのようだ。それが恐い。酷く恐い。

 どうにかして殻の中から出なくてはいけないというのに。


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