ジンジャーエール湖畔・於
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| 2003年05月12日(月) |
五月の中華風緑豆春雨シャワー |
ここ数日、雨フル雨フルって天気予報がしきりに叫んでるから 毎日折りたたみ傘携帯してるんだけど、ちっとも降らないんだよね。 せっかく傘をもっているのに、ソンをした気分。
あーめあーめふーれふーれ母さんが−アイム・シンギン・ザ・レイン
一緒にいた仕事の先輩は、ビデオカメラと大きな三脚と大きなリュックサックを背負いながら 「こんな荷物の多い日に雨に降られたらわたしは死んでしまいます」 って真直ぐ前を見て言った。 私は彼が本当に消えてなくなってしまいそうな気がして一瞬どっきりしました。 背が155センチの私と同じくらい、かもしくはもっと低くて 愛嬌のある顔に口ひげを生やしていて、髪の毛が天然パーマでクルックルはねている。 好ましくふっくらしている体型にサスペンダーが良く似合ってるんだ。 大きなリュックサックを背負っていて、チャックのところに爽健美チャを買うとついてくるクマをつけていた。 彼はケーキの上にのっている砂糖でできた人形みたいな人。 砂糖菓子のオジサンは、雨に濡れるときっと溶けてなくなってしまう。 こんなに可愛い人が死んでしまうなんて、なんて絶望的な世界なんだろう! ドラえもんの映画をみてて、ドラたちのピンチのシーンで思わずダメ−ッ!!って叫びしたくなる。 そんな心境を押し殺して、 「大丈夫!私がついている。二刀流で傘もちますから。」
と言うと、オジサンは小さく「お願いね」って答えた。 はねあがった天パーの髪がひと束更にはねあがっていた。
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