ジンジャーエール湖畔・於
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| 2002年08月29日(木) |
秋ちかし八月の夜なかに思うことなど |
最近思うのは、童貞のこと。 童貞ものって多いなーってこととか処女ものってないなーとか。 童貞は静かなブームになっている気すらする。 すでにマイブ−マ−みうらじゅんさんが童貞をポップにすべく 「DT」という愛称をあたえたり、 小田原ドラゴンさんの「おやすみなさい。」だとか 古泉智浩さんだとか睦月影郎さんの「Gのカンバス」だとかがすぐに思い浮かぶ。 文学や漫画などには古典的なものにもすでに童貞物は存在している。 けど、処女ものはあんまりないなー。思いつかない。 童貞みたくマヌケというか滑稽であるがゆえの哀愁、は 処女にはない。 処女ものがあるとしてもきっとそれは可愛い女の子による キュートな物語りでしかないのではないか。 みてないけど「デルフィーヌの場合」とかさ。 哀愁せつない系の童貞に匹敵するようなみっともない処女の奔走劇は ないのか?(トッド・ソロンズの「ウェルカム・ドールハウス」が近い?) それも童貞とちがって処女の場合はただいかんともしがたいだけだと思う。 男性は童貞だった頃の自分に思い入れが強く、感情移入がしやすいから 童貞もの多いのかもしれぬ。 でもそう考えてみると、女性はもちろん処女にこだわりがないわけではないけど、いったん経験してしまうと男性のように処女だった頃の自分のことなどは 振り返らないように思う。 男性がなぜ童貞に深い思いを寄せるのかは、性への憧れや欲求の強さが 女性より激しいからかしらね。
「童貞」「処女」はまだ可愛いモンで「セックス」だとか「フェラチオ」だとか「べネチオ・デルトロ」だとかという過激な言葉を必要以上に盛りこんで そんな話を飼い猫に話しかけている今日このごろ。
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