ジンジャーエール湖畔・於
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| 2002年06月05日(水) |
シャボンまみれの猫が逃げだす午下がり永遠なんてどこにもないさ |
久方ぶりにマイ・スウィ−ト・エンジェル『ぷーチャン』をお風呂で ジャブジャブ。猫は濡れると、普段の三分のニの小ささになってしまう。 フロ嫌いの猫を洗いながらも、いつもより小さくなっちゃった彼の 可憐さにしばし呆気にとられる。毎度のこと。 私の仕事はいつでも乱暴だ。しかし、猫のお風呂に限って我が家では 完全に私の仕事になっている。 フロ嫌いの猫は、洗ってる最中も散々暴れまくり、聞いたこともないような 凄まじい声をあげる。 母では、そんな様子をみかねて早々に切り上げてしまい、結局ちっとも 洗えてないからだ。猫にとっては同じ厭な思いをするなら多少乱暴でも 確実にきれいにしてくれる私に洗ってもらった方がいいだろうという母の 考えである。 母とちがって私ときたら、猫がどんなに暴れようと喚こうと、まったく気にせず、猫の美しさにうっとりしながら目的を遂行する度胸がある。 (度胸というか、ただ意地悪なだけなんだけど。) どうにか逃れようと暴れる猫を執拗に洗いだす私。 まるで、いやがる美女を無理矢理実験台にのせて微笑むマッドサイエンティストのごとく。 洗った後の猫はいつもぐったり。半日は起きない。 散々暴れ叫び毛づくろいもせいせいして疲れて眠ってしまうのである。
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