KENの日記
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2018年06月07日(木) 誕生日にバロック音楽コンサート

「バロック音楽コンサート 「Con arco & pizzico」を聞いてきました。会場は千鳥ヶ淵のイタリア文化会館。演奏はイタリアから来日中の3人。興味深い音楽会でした。

演奏者
ハープシコード:ルイジ・アッカルド 
バロックチェロ:ニコラ・ブロヴェッリ
アーチリュート:ディェゴ・レヴァリチ

プログラム
フランチェスコ・ジェミニャーニ(1687-1762)Op.5より チェロと通奏低音のためのソナタ ニ短調
サント・ラピス(1699-1765)12のチェンバロソナタより 第3番 スピリトーゾ
ジョバンニ・ザンボーニ(1664-1721)リュート・ソナタ集より シャコンヌ
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
サント・ラピス 12のチェンバロソナタより 第8番 アレグロ
ジョバンニ・ザンボーニ(1664-1721) リュート・ソナタ集より 第4番
サルバトーレ・ランツェッティ(1710-1780) Op.9より チェロと通奏低音のためのソナタ イ短調

ベートーベンとかモーツアルトとかよりずっと昔の音楽です。ルネサンス音楽から約100年くらい後の音楽となるようです。音楽でいうとルネサンス音楽はギリシャ・ローマの復興芸術ではありません。絵画・彫刻・文学などの文芸復興運動期に流行った音楽です。絵画・彫刻・文学分野におけるような巨匠芸術家や世界遺産的な作品はまだ生まれていません。そしてバロック期には楽器の改良・記譜法の統一化などで音楽芸術としてのインフラ整備が進み、音楽芸術が質・量ともに豊かになっていったものと考えられます。そして絵画・彫刻・文学には登場しまい音楽を表現する「演奏家」という新しい職業がしたのでした。当時の作曲家に「絶対音楽」という発想があったかどうかわかりません。今日聞いた音楽がどういうシチュエーションで作曲され・演奏されたのか想像することも困難です。因みに今日は私の63回目の誕生日でした。




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