KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2018年04月27日(金) 南北首脳会談実現

平昌オリンピック参加以来急激に変化してきた「韓国ー北朝鮮関係(南北関係)」ですが、今日はついに南北首脳会談が実現しました。北朝鮮の金正恩委員長が徒歩で板門店の軍事境界線を越え、境界線の韓国側では韓国の「文在寅」大統領が迎えました。首脳会談・レセプション・報道発表は板門店の韓国側施設で行われました。

北朝鮮の金正恩委員長が大変丁寧で威厳を持って西側に外交デビューしたことがとても印象的でした。昨年3月にマレーシアで金正男氏を暗殺し、その後核実験・ミサイル発射実験を行うという「対決姿勢」を見せた人物と同じ人物だとはとても思えません。しかし良く考えれば、現金正恩体制を揺るがしかねない「金正男氏」を消し去り、核兵器と長距離射程ミサイルの開発に成功したという裏付けが、金正恩氏の自信に繋がっているのだと考えるほうが素直でしょう。韓国を訪れた北朝鮮代表団の誰かが「核発射ボタン」を携行していたに違いありません。

「北と南がこれから統一に向けて歩き出す」ことが確認されたことは日本にとって大変影響が大きいと思います。世界の警察のアメリカにとっては自分で蒔いた紛争が終結することを意味します。また中国にとっても陸続きの朝鮮半島の安定は好都合です。しかし日本にとっては、「慰安婦問題」・「徴用工問題」で南北が連帯して訴えてくることになりそうだし、改めて大東亜戦争(朝鮮併合)の賠償問題が提起される可能性があります。核兵器廃棄の見返り・遅れた北の社会復興支援などで日本にとって積極的関与を迫られることになりそうです。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加