KENの日記
 < 過去  INDEX  未来 >

2018年02月05日(月) 「月夜の音楽の贈り物」

武蔵浦和駅前にある「武蔵浦和コミュニセンター多目的ホール」で行われたアンサンブル音楽会を聞いてみました。演奏は「さいたま月曜吹奏楽団」のメンバーと吹奏楽団の指導をされているプロの音楽家の先生方でした。「サイタマ月曜吹奏楽団」は土・日に仕事のある方々が月曜の夜に集まって音楽活動をしている楽団です。月曜の夜遅くなるのは大変だと思いますが、練習場確保は比較的容易なのではないかと想像されます。

演奏曲目

1.リコーダーアンサンブル
  二重奏「トランペットのメヌエット」(M.プラヴェ)
  三重奏「アルプス組曲」から2曲(B.ブリテン)
  四重奏「マヨネーズ第二番」(栗原正巳)

2.アルトサックス・ドラム・ピアノトリオ
  「Twilight in Upper West」(和泉宏隆)

3.喫寒四重奏
  「7つの幻想曲より「Farewell」」(横井昴也」

4.木管五重奏
  「novelette」(F.プーランク)
  「When Johnny Comes Marching Home」(P.ギルモア、加藤貴行)

5.トロンボーン5重奏
  「古都三景」より鎌倉紫陽花咲く寺にて(高嶋圭子)

6.ホルン五重奏
  「五本のホルンのための小組曲よりFinale(E.ゼイフリート)

7.ホルンカルテット
  「サンク・ヌーヴェル」より(J.クーチール)

8.ホルン合同演奏(四重奏)
  「ウィーンの森の牧歌と狩人の喜び」(R.ヒューバー)

9.ピアノ独奏(直江 香世子)
  戦場のメリークリスマス、ぽっぽや

10.ホルン・ピアノ
  「ユダヤ民謡「我が主よ」」、浜辺の歌

11.ハープ独奏
  「引き潮」(F.チャックスフィールド)

12.ホルン・ハープ
  「ホルンとハープのための夜想曲」(F.デュベルノア)

13.アンコール
  「日曜はだめよ」「80日間世界一周」

音楽会後半は吹奏楽団の指導にあてっている先生方等の演奏がありました。楽団指揮者でホルン演奏家の「古野淳」さんとピアノの直江佳世子さん、ハープの奥田恭子さんが演奏されました。直江さんは坂本龍一の曲を二曲演奏されましたが、和音の残響を慈しむような演奏で大変心地よい演奏でした。大雪の後の夜に相応しい選曲です。

また古野のホルンの折り目正しく洗練された演奏に心を奪われました。高音から低音までのホルンの鳴り具合をはじめ、長いフレーズ、上質なタンギング、繊細なバルブ操作など音楽(音)に対する真摯な取り組みは大変印象深いものでした。まためったに聞くことのできない本物のハープソロは貴重な演奏だったと思います。遠くからハープを持ち込み事さえ大変だろうなと想像されました(入場無料のコンサートです)。

こうしたプロの演奏家の演奏に加えて、アマチュアが練習時間の少ない中で発表会をするのは大変だろうなと思いました。自分達で楽しむレベルから「他人を楽しませるレベル」に上達するのは大変なことだろうとつくづく感じた演奏会でした。




Ken [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加