2017年11月25日(土) |
鶴岡俊介さんのピアノリサイタル |
午後日比谷の松尾ホールで行われた「鶴岡俊介さん」のピアノリサイタルを聞いてきました。
プログラム プレリュードとフーガ(リスト編曲)イ短調 BWV543 J.S.バッハ作曲 二つの狂詩曲 Op79の1ロ短調 J.ブラームス作曲 ピアノソナタ第17番「テンペスト」ニ短調Op.31−2 (休憩)
「クープランの墓」よりプレリュードとフーガ M.ラベル作曲 二つの狂詩曲 Op79の2ト短調 J.ブラームス作曲 ピアノソナタ第23番「熱情」へ短調Op.57
アンコール ショパンノクターン、前奏曲、英雄ポロネーズ
会場の松尾ホールは日比谷通りのマリンビル地下にあり客席は70人分程。松尾楽器ショールームにあるので当然ですが舞台上はスタインウェイフルコンサートが設えられています。前の右側の席に座ったのでスタインウェイの強靭な音を楽しむことができました。
プログラムはバッハ・ブラームス・ベートーベンを並べ、しかも短調の曲が多かったのでやや硬い印象のリサイタルだったと思います。鶴岡さんが訥々と演奏曲目を解説されました。夫々の作品番号を紹介しながら各曲の作曲年代を自分と比べられたように作曲者の意図だとか気持ちを考えながら準備されてようで、非常に真面目に楽曲に取り組まれていることが分かりました。
演奏はそうした姿勢が表れていて真正面から取り組んでいると感じられました。低音・高音で随所に豪華な音が披露されましたが、曲の終わりの「和音」を自ら慈しむかのように左上方をじっと見つめる仕草が印象的でした。私としてはアンコールではモーツァルトの曲でも聞きたいなと思いましたが、アンコール3曲ともショパンでした。英雄ポロネーズは非常に気合の入った演奏でした。
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