先週の金・土・日、インドでは3連休のところが多かったようです。25日の金曜日は「聖金曜日」(キリストが十字架にかけられた日)でした。土曜日は「HOLI」といってヒンズー教徒の春を迎えるお祭りでした。
実は、この貴重な3連休、MC銀行のMさんからアグラ・ジャイプールの旅に誘われたのですが、直前まで決めかねていたところ飛行機とホテルが既に満杯になってしまい断念したのでした。その週の月・火まで出張が続いたので、3連休はゆっくりとすごすことにしました。
「HOLI]は冬の終了を祝い、春を向かえ収穫を祈願する祭りですが、この日は、カラフルな顔料や、それを溶かした色の付いた水を掛け合う慣わしがあります。町中に顔や身体に色を付けられた人があふれていました。子供達は大喜びです。水鉄砲も売れます。野良犬をカラフルになっています。この日ばかりは、汚された服と、色とりどりの顔が誇らしげに街を練り歩くのです。
3日間ずっとアパートで暮らすのもあまりにも味気ないので、前から行ってみたかった「ガンジーの住んでいた家」と「ビクトリア動物園」を散策してみました。ガンジーの家はムンバイでは少し高級な住宅街にありました。4階建ての立派な家です。中にはガンジーの写真がいっぱい飾ってあり、
3階では人形劇風にガンジーの生い立ちがミニチュア人形で場面が紹介されています。この人形がよく出来ていて、ガンジーの生い立ちを魅力的に表現しています。数あるガンジーの写真で、眼を惹いたのは、ガンジーの奥様の「凛」とした美しさでした。
ムンバイ動物園は、動物の檻が狭く動物虐待状態に近いと言われていて、昨年は動物園回収基金(フャッションショー)にお金を寄付したのですが、行ってみると結構立派なものでした。私の故郷の長野県須坂動物園の動物たちよりずっと良い環境です。シンガポール動物園に比べて、動物は狭い檻に入れられていると言ったって、シンガポールの動物園が立派なのです。(実際に良く考えられていますが)
インド自慢のトラとライオンは動物園のメインコーナですが、暑くてぐったりしていました。インドライオンはアフリカのライオンと違うのかなと思っていましたが、見た目には姿形は同じです。オス立派な鬣がありました。昔からインド象とアフリカ象の違いが先入観としてあったためなのでしょうが、ライオンでは違いはないようです。
熱帯の「鳥」はこの動物園の自慢ですが暗くてあまり良く見えないのです。連休ということで家族連れが多く見に来ていました。人間の子供達が喜んでいる姿を見ているほうが面白かったです。
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