昨日のサッカーの試合は大分盛り上がったみたいですね。テレビの視聴率は47%とか。これからワールドカップの予選が進むとエキサイトするのでしょうね。日本も「やっとこ」勝ったようですね。こちらのNHKニュースでは得点シーンしか放送しないので、試合全体がどいう展開か分かりませんが前にも書いたように、アジアの国のレベルが上がるスピードに対して、日本のレベルアップは少し遅いのではないかと思います。
そしてこの試合が終了してから、日本政府は漸く北朝鮮に対して強行な抗議の申し入れ。どんな反応があるかと思ったら、北朝鮮は「核保有」宣言。スポーツ交流と政治とは全く別次元でした。
それにしても、感覚的に感ずるのは「よくもアメリカに対して根性出して対立の構図を維持しているな」ということ。この感覚は、違っているかもしれないけれど、第二次世界大戦前の、日本の国際連盟脱退とか、真珠湾攻撃に似ていなくもない。列強諸国の一方的な「押し付け圧力」への弱小国の反発。日本だってアメリカに勝つために、象徴であり役に立たない戦艦大和を作ったのでした。北朝鮮の核兵器が優秀かどうかは別にして、北朝鮮国内の人々には、象徴的な「戦艦大和」が必要なのだと思います。
アメリカは日本がまさか開戦するとは殆ど考えずに圧力をかけ続けました。そうすると、日本国内では、冷静な議論・状況分析よりも、感情的な反発の方が支配的になってしまった。あの時の日本は、長崎・広島を経験するまで戦う根性を維持しました。そういえば当時「悪」とは言わないまでも、日・独・伊は「枢軸国」でした。しばらくは目が離せません。
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