| 2005年01月10日(月) |
ウィーンフィル演奏会 |
昨日の夜のNHK教育テレビで、昨年のウィーンフィル・ゲルギエフの演奏会模様を放送していました。曲目はチャイコフスキーの交響曲の4番。
気が付いたテレビをつけて、二楽章の途中から見たのですが本当にすばらしい演奏でした。とにかくオーケストラが本気出して熱演しているのです。管楽器もさることながら、弦楽器のここ一番の「力」を見せ付けていました。
日本のオケも弦楽器に関する限り、欧米の一流のオケに追いついてきた感じでしたが、昨晩のウィーンフィルは別格でした。4楽章の早いパッセージでも弓を非常に大きく使うのです。したがって右手は人間とは思えないほどの速さ。
とくにコンマスのキュッヒルさん。こういうときの根性はすごいです。弓を長く使っているので「音」がしっかりしている。チャイコフスキーの4番はオケの弦楽器の性能を測るには最適な曲です。3楽章のピチカートも非常に美しい響きをしていました。1楽章を聞き逃したの残念でした。
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