KENの日記
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2004年05月06日(木) 携帯電話

母用に携帯電話を買おうと思っています。昨日、インターネットのオークションで落札失敗した後、NTTドコモのドコモショップに電話したり、インターネットサイトで色々調べました。


それで分かったことですが、NTTドコモグループでも「ドコモ関西」には、欲しい機種がありました。京都宇治のドコモショップはホームページ上に在庫機種の一覧表を載せているし、電話で聞いてみたら確かに目指す「F671i」があるとのこと。


その店になくても、管内のドコモショップの在庫がシステムで分かるので調べることは可能とのことなのです。しかし、関東地区を統括するNTTドコモとは別の会社なので、こっちに融通してもらうわけには行かないのです。関西で契約し関東で使うと通話料金が少し高くなるのだそうです。


仕方がないので、近くの浦和のドコモショップに電話しました。返答は非常にそっけないものでした。
「(先方)その機種の在庫はありません」。
「(私)どうしてそんなに早く在庫が分かるのですか」。
「(先方)展示している機種しか在庫はないのです。前にもその機種の問い合わせあって断っています」。
「(私)他のショップの在庫はわからないですか」
「自分の店の在庫しか分からない仕組みです」。


関西ドコモは強敵KDDI(京セラの本社は京都)との競争で、東京よりずっと「サービス」がいいのだろうと思いました。それにしてもあまりにひどいので、今日ドコモのお客様相談窓口に電話してみました。


基本的には昨日のドコモショップの対応と同じでした。NTTドコモでは、支店も廃止していく方向で、販売はドコモショップに任せることにしているようです。昔は県単位に在庫の把握をやっていたみたいですが、今はその制度はないそうなのです。従って、一軒一軒ドコモショップに聞いて回ることになるのだそうです。


最後に、NTTドコモのオペレータがドコモ埼玉の電話番号を教えてくれました。廃止になったドコモ埼玉支店のようです。ここで再び私の要望を伝えたところ、支店の担当の人が、主要なドコモショップに電話して調べてくれることになりました。多分お客が聞いても「そっけない」対応になるのでしょうが、管轄する「ドコモ支店」から電話するとキチンと調べてくれたのではないでしょうか。


その結果「久喜中央ショップ」に在庫があることが分かりました。さいたま市から少し遠いけれどそこまで会に行くことにしています。今回、つくづく思ったのは、携帯電話端末が流行に左右されていて、どんどん高機能化し複雑になっていること。さらに日本の携帯オペレータでは機種は殆ど似たようなものを売っていることです。


二つに折れて小さくなり、電話の半分の大きさの液晶画面はゲームをやったりメールを送るのに便利なのはわかります。でも少し複雑すぎです。今日インターネットで世界の携帯電話の販売状況のニュースが流れていました。世界の2004年第一四半期の携帯電話販売台数のベスト5が判明したとのこと。第1位はノキアで4500万台。2位モトローラ2500万台。3位はサムスン(2000万台)。4位はシーメンス。5位は韓国のLGとソニーエリクソン。


日本のメーカは5位に漸く入っていますが、それもGSMサービスのはずです。日本のオペレータと仲良く携帯マーケットを築いてきた日系メーカの名前はありません。日本のメーカは、一方で途轍もなく進化してしまった日本の市場でセッセと新商品開発をしているのです。


日本で普及している第二世代の携帯電話は世界からは孤立した存在です。日本以外では使えないのです。私はGSM携帯を2台持っていますが、タイでもシンガポールでもスリランカでもインドでも、日本を出さえすれば殆どどこでも使えるのです。日本に帰ってくると使えないのです。


世界のGSM携帯の契約数は10億を突破しました。非GSMのもうひとつの巨大市場の北米ではGSMサービスの伸び率が非常に高いのです。こと携帯に関して、日本は「鎖国状態」といっても過言ではありません。確かに鎖国下で優れた単一民族が爛熟した文化を謳歌しているのですが、残念ながらコスト競争には勝てないのです。日本国民は高い通話料金を払い続けなければならないのです。




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