SLT(スリランカの電話会社)に派遣されている日本人の同僚の奥さんが、原因不明の高熱を出しています。41度の高熱なのでこちらの病院に入院しています。前にこちらに赴任されていた方の情報では、ご家族で赴任された奥様が不調を訴えることは良くあることのようです。
気候、風土の違いは予想以上に身体に影響があるようです。その影響で身体が弱っているところに、デングやらマラリヤやら強烈な伝染病ウイルスにやられたらひとたまりもないのです。さらに正体不明の病気があるかもしれません。彼女の場合は原因はまだわかりません。
派遣者は毎日オフィスで日本と同じような仕事をするのですが、奥さんは日本とは全く違う環境で生活しなければならないので、さらに厳しいかもしれません。掃除・洗濯・食事をメイドに任せて、思いっきり海外生活を楽しむ等ということは日本人には到底できませんから。
ひとたび病気にかかると、また、大怪我をするとこれは大変なのです。まず医療施設が日本とは大きな差があります。輸血が必要な場合は本当に注意しなければなりません。緊急の場合は、シンガポールあるいは日本に緊急帰国して治療をうけなければなりません。私がここまで約2年間の間、重い病気にかかることなく、また事故もなく過ごせてこれたのは、ひとつには非常に「臆病」「心配症」であることが理由としてあげられます。
私としては始めての海外生活なので気を使っています。周りに迷惑をかけることのないようにすることも重要です。そのためにはひとつには「自分のペース」を出来るだけ崩さないようにすることが大切です。日本でなら家族の支えもありますし、病院設備も充実しているので、多少無理しても無理が通るのですが、こちらでは取り返しのつかないことになり兼ねません。
音楽と運動は「自分のペース」の重要な要素となっています。毎晩の「晩酌」もそのひとつだと思っています。
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