ゼロの視点
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2009年06月02日(火) 洗濯機騒動 1

 別荘から客人たちた、一足早くパリへ戻っていったあと、洗濯をしようと思ってボタンを押す。洗濯機はいつものように快調に動き出したのを確認して、居間でぼんやりしていたところ、どうもそれでもいつもの洗濯機の音と違うような気がして、もう一度チェックしにいくと、どうも水がまったくきていない模様・・・・(汗)。

 水なしで、勢いよく回り続ける洗濯機・・・・・。庭で読書中の夫に、『洗濯機の水がきてない!』と報告したものの、オッサンは『辛抱強くまってれば水が出てくるんだ!』などと、フランス人らしからぬ、見事に的外れな根性論を示唆してくる。

 しばらく洗濯機の前にしゃがみこんで、水なしで回り続ける洗濯機を眺めてみる・・・・。中には、バスタオルなどのリネン類に、夫のジーンズが入っているだけなので、ま、これで擦り切れても私には被害がないのが嬉しい♪。しかし、それにしても水はいっこうに出る兆しがない・・・・・。

 水の栓が閉まったままのでは?、と思って調べてみるが、これもOK。どうやらこれはちょっとマズイ・・、ということになり時計を見るともう午後6時すぎ・・・・。今からフランスで修理人の以来なんでできるはずもない。おまけに、私たちは明日の晩にはパリに戻る予定になっている・・・・・・・。

 ああ、またいやな展開になってきたようだ・・・・・。最後には解決するとはいえ、家を閉める直前になって何かが壊れる(涙)。日本の実家を閉めて、さて明日は飛行機でパリへ戻る・・・・、なんていうときに限って、雨戸がはずれたり、ガラスが割れたりして、ただでも慌しい帰国準備に、輪をかけて巻きが入るのは、風物詩化してきている感すらある・・・・・。

 翌日、朝一で方々に電話し、別荘の水周り関係を担当している水道屋にきてもらったものの、水道屋の範疇では問題がないとのこと・・・・。お次は、別荘でのあらゆる家電の設置に携わっている電気屋に来てもらったものの、電気配線系の問題でははく、洗濯機自体の問題だと指摘をうける。

 おいおい、おめーら、たらい回しにしてんじゃねーだろーな ?!?!?!、と内心叫び続けながらも笑顔で対応する大人な私。そして、洗濯機などの修理人に電話すると、本日はどうしてもチェックしに来ることができないという・・・・ひえーーーーーっ。どうする、どうする、どうする?!?!?、あと4時間でパリに帰るというのに・・・・、うえーーん。

 結局、明日から南仏へ出張の夫をひとまず予定通りパリに戻し、私だけが別荘に残ることにした。とはいえ、2名で1枚の格安TGVチケットだったので、駅にチャリですっ飛んで行き、各自で変更手続き。手数料かつ変更料だけで、70€、高いっ&痛いっ!。

 その後、駅まで、最終のパリ直行TGVに乗り込む夫を見送りに行き、別荘一人暮らしがスタート。あまりにも暑い日だったので、庭で冷えたホワイトビールにパテでもつまむか?、と長いすに座った瞬間、向かいの夫のおさななじみFがやってきて、夕食に誘いにきてくれた。渡りに船、とばかりに、すぐにFの家にすっ飛んで行き、美味しい晩飯にありつけラッキー。

 洗濯機騒動を知っているF&その家族なので、色々とこれまでの顛末および、これからの予想などをたててくれるのが、妙におもしろい。また、Fは元エールフランスのキャビンアテンダントをやっていたので、前日に、ブラジルで墜落したとされるエアバスをはじめ、航空関係者の色々な逸話を話してくれた。ちなみに、2000年に墜落したコンコルドを操縦していたパイロットとは、家族ぐるみの付き合いをしていたほど仲がよかった、ということだった・・・・・。

 問題は一向に解決されたわけではないが、今慌ててもしょうがない、というわけで、この晩は、呑んで食べておしゃべりして笑って、ベットに戻って熟睡したゼロでした。





               こんなこと、自分たちじゃできません・・・


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