Miyuki's Grimoire
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2006年08月22日(火) 天使のメッセージ

先日のヒーリングでとても深く感動したので、書いておきたいと思います。セッション前に石たちが素晴らしく輝いていたので、特別なヒーリングが起きる予感はありました。


クライアントの女性は人間の心の善意や良心、清らかさというものを知っていて、それゆえに苦しみに満ちた周りの世界に深く絶望し、大きな悲しみを抱えていました。涙をこらえて努めて淡々と話す彼女の後ろで、たくさんの天使たちが光輝くのを感じていました。彼女は人間の天使でした。彼女を通じて、無数の人たちの心が救われる! その予感が貫き、天使が彼女をここに運んできたことを察しました。話の具体的な内容はほとんど覚えていませんが、わたしはその光の力強さに圧倒されながら、自分の内側の何かが刺激されているのを意識していました。


人間はもともと素晴らしい光を持って生まれている。大きな光、輝くことを待っている光が、どれほど傷つき、さまよっているのか。すべてを輝かせるはずの真実の光は消され、心は閉ざされている。それがただ悲しい。わたしは今度は地球の声を聞いていました。


セッションが始まってから、何かがいつもと違っていました。いつもの癒しの天使たちもいましたが、大天使や彼女のサポートをしているたくさんの光の存在たちがやってきていました。わたしは彼らに必要なエネルギーを流してくれるように頼みました。高い波動のエネルギーに満たされていて、わたしは石を置いてから20分くらい意識が飛んで寝てしまいました。


見るとエネルギーの流れは整っていて、深い瞑想の準備が出来ていました。あとは、身体の中や外にとどまっている強力なブロックを取り除いて、新しい光を入れるだけです。けれど、それは、彼女自身の意図で、意識的になされなければなりません。


わたしの中から力強い信頼がやってきました。わたしは完全に信じることができました。人間がもともと持っている偉大な力と叡智を。知っていても知らなくても、意識していてもしなくても、人は天と地の間で愛に満たされて生きている。気づかなくても、いつもその愛は天と地からやってきていて、自分の中を流れている。それは実在し、それを使って、自分の光を輝かせることができるということを。わたしの仕事はそこに焦点を宛て続けることだけでした。


人が人を癒すのではなく、自分が自分を癒すのです。母なる大地からの愛を身体のなかにいっぱいに受け取るとき、彼女の目から大粒の涙が次から次へと流れ、たくさんの浄化が起きました。そして自然に、自分が本来持っていた光の流れと自らつながっていきました。 あとは、彼女が行動するだけです。それで、すべてが変わって行きます。


セッションが終わってから、彼女が言った一言がとても印象的です。「わたしはきょう、とても大変なことに気づいてしまいました。わたしは、自分の中にすごい力があることに気づいてしまいました。これはわたしにしか使えない力で、誰にも知られないようにいままで隠して来たものです。わたしはこの力をふるってしまうと、周りの人や職場が完全に変わってしまうのを怖れていました。そのせいで、周りがうまくいくようにあれこれしてきた努力が、どんなに自分を殺し、自分を傷つけてきたのかに気づいてしまったんです」と。そして最後にこう言ったのです。「セッションの間中、ずっと大きな光と、剣、剣を見ていました」わたしは「あぁ、ミカエルがいたな・・・」と思いました。


その後も彼女はなにかに打たれたように泣いていました。けれどもその涙はさっきの涙とはまったく違い、光そのもので、彼女の内側から輝き出した光が、あとからあとから流れて行くのでした。わたしは彼女の細い身体を抱きしめ、涙が止まるまでじっとしていました。わたしの中にも深い感動がやってきました。


人間の心の中に宿る光、閉ざされて、さまよっていた光が心に戻ってくること、それがわたしの唯一の願いであり、きょうのセッションは、それを改めて思わせてくれる素晴らしい天使のメッセージだったのです。


(この文章はご本人の許可を得て掲載しました)


miyuki