Miyuki's Grimoire
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自分の現実は自分で創るということについて、何人かの方からメールをいただきました。「思いが現実を創ることは理解できましたが、いまの現実がドーンとのしかかり、自分にそれを変えられるという気持ちにはなれません」というものです。これは、わたしも経験済みです。自分がどんなに願ったところで、積み重ねて来た現実や自分や周りの人のなかに蓄積されてきたエネルギーというものがあります。それをどうやって超えたらいいのか、わたしもわかりませんでした。
かつて、わたしは自分の失敗を悔やんでいたことがあり、この状況を、もう、どうしようもないのかと、数ヶ月、ことあるごとに思い出しては失望し、泣いたりしていました。現実は変えられると知っていはいても、とても瞑想なんて出来る状態ではありません。完璧に時間が止まっていました。ある日、後悔すると成長が止まるなぁ、と思いました。
そんなある日、友達を通して、水の精霊からメッセージをもらいました。
その時のメッセージをここに紹介したいと思います。
「まず、ご自分を信じるということをやってみてください。 あなたの心を占めていることが現実化していることに気づいてください。 あなたが不安を感じていて、それに執着し、苦しいという思いが見えます。それがそのまま現れています。
思いが現実化するということ、心の中で、何を思い、何が起こっているのか、もっと見てみたらどうでしょうか。
どの人も、自分が大事にしているものに対して、執着があります。失いたくないと思います。けれども、強く思えば、まさにそれが現象化していくのです(注釈:失いたくないとしがみつくと、それを失う方向へエネルギーが働く)。
それを解決していくには、大きな意識の転換が必要です。現実はパラドックスのような形で現れてきます。手放したくないものを手放そうとすることによって、そのものに対する執着を手放せます。そうすると、コントロールのエネルギーが別の形で現れてきます。
どのようにしようかという気持ち自体を手放すことです。それは運転している車のハンドルを手放すような感じです。こわいけれど、宇宙のオートマにゆだねる。あなたが持っているものを捨て去り、内面からひっくり返すことです。とても大変ですが、やってみる価値はあります。
人生の中での苦しいことや、大変なことというのは、悪いことに見えるかもしれませんが、それはより良いものへ変わろうとしているということです。
大事なのは、つねに変わり続けることであり、自分と思っている自分も、つねに死と再生を繰り返している、つねに変化している存在であるということを、より大きな理解で知ってください。
心を卵に例えると、表面の殻に泥がついたりしているかもしれないけれど、中はとてもきれいなものがあります。
心のコアの部分は、汚したり、傷つけたりできないものです。その心の奥にある輝きを信じてください。あなたは、傷つけたかもしれないことを、その人のそぶりのなかにピックアップしているだけです。そういうことが起こりがちです。心を信じてください。信じる気持ちや愛だけが、奥へ入って行くことができます。恐れや不安は表面にとどまります。(注釈:以前のグリモアに書いた、卵の殻のたとえ話は、この時にもらったメッセージでした)
現実をもっとよく観察しなさい、という意味ではありません。ただ、ここにいて、感情を感じながら、流れの中に身を委ねて、起こることを味わうことです。
見通しを手放してください。
これは非常に大きなチャレンジですから、あなたが不安や恐れを感じるのは自然です。しかし、これをやることによって、大きな成長となります。
あなたの中の、本当に大きなあなたが、この現実をやりたがっているのに気づいてください。私たちはあなたが大好きで、あなたが自分を信じて、大きな海にこぎ出そうとしているのを、サポートしています。私たちみなが、本当にあなたの側にいて、大きなサポートをしています。
この経験を通して、非常に大きな愛をあなたは手にしようとしているのです。失いそうになっているということは、それを手にしようとしているわけです。起こっていることは、反対になるのです。
私たちは、本当にあなたを愛しているんですよ。
楽に、楽しく、無理をしないで、苦行に入らないでください。 あなたは、苦労をしないと獲得できないと思っています。そのことに気づいてください。もっと簡単に変われます。楽しくしているうちに、どんどんいい方向へいきます。自由で、楽になります。
楽なときに、一番、愛を表現できるのです。
気が赴くままにやること、衝動に注意を払い、充分に味わうことでそれが瞑想になります。
あまり、「〜しなきゃ」という修行に入らないようにしてください。
簡単に楽にゆだねて、大きな愛に運ばれてください。
いままでの関係性は一切捨て去り、これからどんな関係性が待っているのか楽しみしてください。
どうか、起こることを信じてください」
苦しいときに、水の精霊からこのメッセージをもらったことと、どんな時も私を励まし続けてくれた親友がいたことが、どんなに助けになったか知れません。これが転機となり、少しずつ、肩の力がぬけていきました。
(ちなみに、水の精霊は人間関係や感情、コミュニケケーションを教えてくれる担当です)。
いまも、ついクセで、時々悲しい思いに浸ってしまうこともありますが、それはわたしのパターンで、ある意味、より幸せを感じたいために、そういうジェットコースターを楽しんでいる自分に気づいています。ドラマの渦中にいながらも、泣いたり笑ったりしながら、どこかで人間であることを楽しんでいるような、客観的な自分がいます。
泣いてもいい、笑ってもいい、どちらでも同じで、どちらも楽しいのです。悲しいことも実は楽しいのです。私が泣いたとき、とっても優しくしてくれた友達がいます。愛を感じます。私が楽しいとき、一緒にわらっている友達もいます。これも愛を感じます。
本当に世界は、愛でできていると感じます。
ハンドルを完全に手放すのは上級テクニックですが、自分の好きな現実を創るには、夢をみて、想像するだけでいいのです。イメージとヴィジョンの力を使いこなす、そのマスターを「イマジナリー」あるいは「ヴィジョナリー」というのですが、最近、あるワークで私も学んだばかりなので、近いうちに何らかの形で、皆さんとも是非、シェアしたいと思っています。
miyuki
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