Miyuki's Grimoire
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2005年12月01日(木) マカバ

いきなりですが、最近、マカバを回しています。

ちょうど3年前にマカバ瞑想のワークショップに出て、マカバの形をしたエネルギーフィールドの活性化方法を学びましたが、この3年の間、ほとんど活性化していませんでした。私のマカバは忘れ去られていました。先日、ミュンヘンから帰ってくる飛行機の中で「フラワーオブライフ・2」を読み終え、あまりの感動に私は宙を見上げて恍惚感に浸っていました。ここ数年、地球や人類の未来について、これほどポジティヴで光に溢れ、希望を感じさせてくれた言葉に出会ったことはありませんでした。私はもう一度マカバを回してみようと思い、1ヶ月ほど前から毎日の日課としてマカバを回し始めました。

3年前と比べると、いまのほうが様々なエネルギーに敏感になっています。マカバを回し始めた時に、なかなか安定して回転しないことに気づきました。そういえば、3年前に瞑想方法を学んでいたのになぜやっていなかったのかというと、うまく回らなかったからです。なぜうまく回らなかったのかというと、マカバの太陽正四面体と地球正四面体の大きさが微妙に違っていたからです。これはそれぞれ、子供時代の父親との関係、母親との関係から来るもので、同じ大きさを持つためには、感情面でのヒーリングが必要なことがわかってきました。

それで、過去の出来事をさかのぼって感情を解放するセラピーを受けて、二つの正四面体が同じ大きさに整い、やっと、安定してマカバが回るようになりました。マカバはもともと人間が持っているエネルギーフィールドなので、一度思い出したら、みんなうまく回せるようになります。

マカバが回ってしばらくして、私はあることに気づきました。

私の中から、愛がいっぱいに溢れ出しているのです。

生きたマカバフィールドを創り、エンジンに着火して、回転させ、光速の10分の9の速度に上げるとき、愛だけがそれを可能にします。マカバを生かしているのは愛のエネルギーで、愛なくしてマカバは完成しません。最初は不安定ながらも、マカバを活性化していく過程で、私自身のものではないエネルギーや、マインドにプログラムされた様々な強力な影響力やコントロールが一気に吹き飛び、私を愛から遠ざけ、身動きができないように縛り付けていた概念の呪縛から解き放たれていました。

なんということでしょう!

私は、自分が束縛、呪縛の中にいることさえ気づいていませんでした。概念は心をコントロールするので、自ら喜んで縛られる方向へ向かいます。なので、たいていは気づきませんし、ヘタすると一生続いて行きます。けれど、それが苦しみの原因なのです。ところが、私はそれとは気づかずにマカバを回し、知らない間に自分ですべてのプログラムを解除してしまいました。しばらくは、その「なにもなさ」に戸惑いすら感じましたが、自由とはこういうものであったか、と人生で最大の発見をしたような気分です。

おかげで、私はいま、赤ちゃんだったときを除いて、人生でもっとも「素の自分」として生きていて、もっとも自然で自分らしい自分に戻っています。自分らしい自分とは、本当にそこに来てみないとわからないものです。いつかの瞑想で見た、白い光の先にあった「すべてである自分」と「素の自分」が同じものだと気づくことができなかった私は、本当に、なにも知らなかったと正直に告白します。

ただ存在し、ただ愛のなかにいること。物質的なものにはなんの意味も価値もありません。何も求めないし、何もほしくありません。すべてとつながり、ただ愛するだけで私は幸せだと感じます。そして、ただ、愛する人が幸せであることを願い、愛する人から苦しみが取り去られることを願います。本当に愛するとき、自分は消えて行くのです。

今も、時々、マカバを回していると涙が溢れてくることがあります。

この3年あまりの間、私はマカバを封印されていました。マカバを活性化していると、どんな人の、どんな強力な組織のエネルギーのコントロールにも、黒魔術にもかかりません。愛に対してすべての力は無力なのです。なぜなら、愛が宇宙を動かしているのだから。私は、魔女の呪いが溶けたソフィーのように、自分の心を取り戻した気分です。

奇跡は起こります。自分の力を信じて、宇宙を信じる時、自分の道を歩む時、そして愛する時。

どんな方法でも、どんなツールを使っても構いません。すべての人が、自分の力で、自分自身の心を取り戻し、そこに存在するだけで愛と光の泉となることを、心から願っています。



miyuki