宮崎ひとりで - 2003年01月25日(土) ほぼ1年ぶりの宮崎である。が、 一日目は誰とも約束できず 結局ひとりのんびり過ごすことになった。 空港に着くとそこは空が高い。青い。 日ごろから渋谷のくぐもった青空が気になっていたので、 抜けるような青空に再びお目にかかれて上機嫌。 荷物を置いて、まずは 前の職場でとてもお世話になった書店の 店長さんに会いに行く。 仕事で行っていた時には、 一銭にもならないのに立読みで長居させてくれて、 しょっちゅうバックヤードで話し込んだものだった。 月200時間の残業と会社のいい加減さに嫌気がさして 荒みきっていたそのころ、その書店へ行けるのだけが ひとの良心に触れるような…数少ない心和む時間で。 会社を辞めて挨拶に行ったときかけてくれたのは、 「お世話になりました」「これからもがんばって」 という聞き飽きた言葉ではなくて、 『まだしばらく宮崎にいるのね?…よかったー。 時間があったら立読みしにいらっしゃい。本読むと元気出るから』 決して仕事だけの付き合いではなかったと 言ってくれているようでそりゃもううれしかった。 でも結局、それからすぐ宮崎を出てしまったので、 会いにも行けないままだったのだ…。 1年ぶりの店長は変わった様子もなく元気で。 とにかく、ワタシの顔を覚えていてくれただけで とてもうれしかった…! 会社を辞めてからのこと、東京に行ってからのこと、 途中からまたバックヤードに場所を移して 音楽の仕事を志す店長の息子さんのことまで、 1年前と変わらないようにたくさん話した。 興味のアンテナをいつも張っていて、 さまざまなことに素直に感心感動できて。 明るくて前向きだけどぜんぜん嫌味がない。 とにかく素敵なひと。 また会えてとてもうれしい。 きっとまた、会いに来たいと思う。 本当にもうこれだけで、 宮崎に来てよかった。 駅のところに大きな文具屋さんがある。 住んでいたころはセールの日を口実によく ぷらぷらしては余計なものを買っていた。 今日は、明日の延岡ライヴのために トモダチのプレゼントを包む材料を買いに入る。 ワタシもおめでとうメッセージを書くか迷っていたら、 こんなカードを見つけた。 まっすぐ前を見る強さ という言葉と、柔らかい線で描かれた犬と蛙のイラスト。 つぶらな目が一生懸命まっすぐこちらを見ている。 ああ、これってすごくNOISYだなーと思ったので、 そのカードを献上することにした。熨斗紙に包んで。…え? 駅の裏へ出て、これまた仕事で出会ったひとに 借りっぱなしになっていた写真を返しに行く。 当時、堅い仕事をこなしつつ世界中を旅してしまった バイタリティ溢れる彼の話はとても刺激的で、 そのころもう転職を考えていたワタシも調子に乗って 自分のことまで一杯話してしまったのだった。 でも、もう2年も前に仕事で数度会ったきりなので、 ワタシの顔を覚えてくれている自信がなくて、 結局家の前に写真とメモと名刺だけを置いてきてしまった。 …ああ、そうさ。このビビりがワシの弱点さ。 昼を過ぎてから東京を発ったので、もう暗くなってきて。 今度の目的地は、宿泊先とは違う川沿いのホテル。 …飯の前に一年ぶりの温泉で羽根を伸ばすのだ! 九州の、しかも掘れば出るような土地の出なので、 昔は温泉なんて300円で日常的に楽しめてたのに、 都会だとそれって旅館に行っての小旅行つき、みたいな。 まず、街中で温泉はおろか大きいお風呂に巡り合えない! というわけで、嬉々として1時間以上温泉でねばる。 海沿いや山沿いの、自然の趣を凝らした温泉も恋しかったけど、 まずは思うさま温泉でのんびりできて満足、満足。 ここでビール行っちゃいたいキブンだったけど、 そこはそれ、ワタシをアレが待っている…!! というわけで、アレを求めて繁華街までまた歩く。 ビールと、きゅうりと、 地鶏のもも焼!!! とにかく大好きなのだコレ。宮崎を離れるときに イチバン惜しかったのがコレが食べられないコトだってくらい! 引越しの前夜までなんもない自宅でビールともも焼だったし(笑 こうなったらひとりでも店に入って呑むし食う! ここまで我慢した甲斐あってビールも地鶏も旨いこと旨いこと…! じわっと広がる肉汁を噛み締めて、 ぐいっとビールを呷って…Naaaaaaa!!!(違 こうして、宮崎1日目の夜はシアワセに更けてゆきました、とさ。 -
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