*蒼天おぼえがき*


2010年04月25日(日) 花、一面に。
菜の花

チューリップ

ふと思いつき、国営昭和記念公園へ。
菜の花、チューリップが満開。なんだか嬉しくなりました。



■読んだもの

『イノセント・ゲリラの祝祭』(海堂尊/宝島社)
シリーズを読み進めるごとに、田口先生の地味すごさ(?)が感じられます。今回も本人の出世欲なしにかかわらず、なんだかんだでキーマン(のきっかけ)だし。検討会の様子を通じて感じたのは、白鳥さんはやはり厚労省のお役人さんなんだなーと。白鳥の上司にあたる坂田医政局長の「(中略)誰でとでもとっかえが利く存在になれやなんて、無理な注文や。ならワテを理解してくれる白鳥と一蓮托生、道なき道を進んだ方がよっぽどマシや」というつぶやきが、ザ・お役人なやりとりが展開された後だけにすごく小気味良いものの、坂田さん、それって本当にいいんですか?と思わず口を挟みたくなるような(苦笑)。なにかやってくれそうです。



『Gosick』(桜庭一樹/角川文庫)
第二次世界大戦前、ヨーロッパの小国ソヴュール。極東の島国から留学した久城一弥、聖マルグリット学園の図書館塔で奇妙な美少女・ヴィクトリカ。ヴィクトリカの「退屈」を紛らわすため、好奇心で乗り込んだ豪華客船で起こる事件。野兎と猟犬。10年前に起きた事件との関連は。
直木賞受賞の際、桜庭さんの転機となった作品として紹介されており、読んでみたいなと思っていたシリーズ。もとのレーベルが富士見ミステリー文庫ということで、軽く読める感じ。





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