| 2007年01月04日(木) |
本「女教皇ヨハンナ」 |
ドナ・W.クロス 草思社 2005年
やっとこさ読めましたよ。 思ったより、さくさく読めたのでこれだったらもっと早く取り掛かればよかった。 外国文学で宗教だから、とっつきにくいかと思ったけど、そうでもなかった。
物語は、日本の少女漫画のお手本だったかのような壮大なお話。 とりかえばや物語とかベルバラとかオルフェウスの窓とかetc.
フィクションでありながら、真実なのかも!とミステリアスでドラマチックです。 ただ結末は、私が願ったものとは全然ちがって、哀しいものでした。 仕方ないだろうけど。
少女漫画や宝塚で上演したのなら、絶対にヨハンナとゲロルトは手に手をとって逃げて、幸せに暮らしたとさ。 で終わるはず!!
でも、そんな甘い話ではないから、本当に仕方ないんだな。 読み始めてすぐに、またもやこんなダメな男が次々と出てくる話を読んじゃっていいのかしら?と思った。 しかも宗教がらみで・・一番私はもうおなか一杯ですと思ってるキーワードですよ。
そして、今もお世辞にも良い世の中とはいえないけど、このヨハンナが生きた時代を思ったら今の方が絶対にいい! だって女性が本を読んでも怒られないし、勉強するのも、働くのも当たり前になったんだもん。 (ヨハンナや過去の勉強したくてもさせてもらえなかった女性たちのことを思うと、いくらでもチャンスを与えてもらっていたのに、きちんと勉強しなくてごめんなさい、といつも思う。) 男に口答えしても、ムチでぶたれたりしないもん。 もしぶたれたなら、警察に訴えることもできるし。
でも、日本だって少し前はそんな風なところあったしな〜 今もDVとかあるしね。宗教の被害もあるし。
本当にヨハンナの父親が憎いです。 でも、そんな父もそのまた父にそういう風に育てられたんだろうし その世界しかしらないから仕方なんだと思う。 やっぱり教育は大事だな。
ヨハンナが愛する男性の胸に素直に飛び込めないのも無理は無い。 私のようなもんですら、悩むことだもん。
ヨハンナが実在したかどうかは別にしても こんな時代があって、多くの女性が苦しめられてきたことは間違いない。 女性だけじゃなくて、指導者の考えがたりなくて、見殺しにされた罪のない人も。 歴史を習っても、学習能力ないんだね、人間て。
ヨハンナが、人を救おうと一生懸命働き、知恵を絞っても、 自分より目立つのがハラタツとか、今までそんなことしたことないとか 神様がなんとかしてくれる〜とかいって却下するんだもん。
でも全然、現代と変わってないや〜 ウチの職場もそんなもんスよ〜ww
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