| 2006年08月30日(水) |
テレビ「地球ドラマチック:ロードハウ島」 |
見たい番組がない、しかしアイロンがけなどしながらちょっとテレビを見ていたいと思って 教育テレビにしてみたら美しい風景が広がっていた。 世界遺産に指定されているオーストラリアの島だった。
鳥と魚と虫たちの楽園は、本当は大自然の厳しさがある・・と決まり文句が浮かぶが オーストラリアの地域は、あまりその厳しさが強くない。 この地域だけにしか生息できない、ここにしか残っていないという種があって それは、人間の手さえはいらなければ、ずっとずっと続くはずのものだと思うから。
在来種と外来種の戦いは、どこの世界でもある。 偶然、故意に持ち込んだ動植物が、自分たちの居場所を奪われて 絶滅していくのを見るのは辛いです。 人間の都合で持ち込まれた動物が駆除されるのも辛いです。
本当に何気ないことから、自然のバランスはどんどん崩れて変わってしまう。 こんなに繊細なのだと、この番組で改めて知る。
新しい動植物を持ち込まないつもりが、船に乗り込んだねずみ、船底についてい藻や貝などから ドミノ倒しのように、変わっていくのです。 日本でもいくらでもそんな例はあって、例えば、食や楽しみのためにばら撒いたアサリの中に アサリの天敵が含まれてて、アサリが激減。 結局両方の楽しみが危ぶまれたりしているのを新聞で見たり。 そんなことになるなんて・・人間の考えの及ばないところで事は起きるのだと思う。
それをなんとか回避しようと奮闘する、番組のナビゲーターのイアンさんの活躍がすごすぎる! 外から持ち込まれた雑草のせいで、島固有の植物が被害を受けたら 旅行者たちに、ボランティアを呼びかけ、除草作業をツアースケジュールに入れる。 高齢者の方々が、頑固な雑草の根を引っこ抜いてました。 特に珍しい苔やシダも生息するらしいのですが、その中でもあまりにも貴重なものを見つけたら GPSで位置を記録しておくとか・・ とっくに絶滅したといわれているミズナギ鳥の中でも伝説の鳥を探すため、険しい山、 結構、凶暴な鳥の攻撃をものともせずに、確認するその姿。 そして島で生まれた子どもたちに、島の自然のすばらしさを知ってもらうための時間も作る。 そして人生の全てをかけていそうなイアンさんですら、いつまでこの島にいられるかわからないのだそう。 世界遺産の島なので、これ以上は建築物はつくれないので、島で生まれた子どももいずれは出て行くらしい。 そこまで徹底しないと世界遺産は守れないのね。当たり前だけど。
ロードハウにしかいなかったナナフシがとっくに絶滅したと思われたのに 島から離れた岩山で密かに生息していたとあった。 ナナフシは実物をみたことないけど、ロードハウのナナフシは黒くて、大きくて、不思議な生き物でした。 それらは繁殖に成功して今はもっと増えているという。 そういう事を知ると、人知の及ばないところで、動物たちは必死で生き延びて、人間もまた少しはお役に立てるのだと安心したりもする。
世界遺産とか美しい大自然をたまには見に行きたいと思うものの、自分がいくことでかえって危険を及ばすかもしれないとなると躊躇してしまいますよね。 それなら、自然のものだった片鱗を遺している動物園かいっそ清清しく人工的なテーマパークとかにいったほうがいいかもしれません。
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