| 2006年08月29日(火) |
子どものことを思って |
この文章は随分前に書いていたのですが、出しそびれていました。 これを書いてからも、子どもをとりまく事件は次々起こっています。 事件ではないけど、そして芸能関係だけでなく、スポーツの世界、そして普通の家庭での受験やもろもろでも 大人が大人の目的で子どもを頑張らせている話が後を絶ちません。 ただただ憂えているだけではどうにもならないのですけど・・・
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友人の娘さんは小学生なのですが、頻繁に芸能関連からスカウトされるそうです。 昔から市井でスカウトされた縁で芸能人などになることはあり、珍しくないのし、娘さんが見目麗しいということの1つの目安であると思われるので、どちらかというと悪い気はしないんじゃなかと想像していました。
私などそんな経験は皆無なので、もしされたら浮かれてしまうと思います。 実際、娘さんの通っている学校で同級生などが「スカウトされたい」と話題にしていることもあるそうですし。 ですが、友人とその娘さんは喜んでいないようです。理由はいろいろありますが事実だけ書いて、割愛しておきます。
でも、最近の子役の活躍するテレビなどを見ると、確かに可愛いし、演技も上手で、もてはやされるのはよくわかります。 何より、彼らが自分で選んで、そうした活動にやりがいを感じるのなら、喜ばしいことだと思います。
そんな中、先日あるテレビドラマの出演者の女の子が、友人と同じ名前だったので、どんな人なのかとネット上で調べてみたら 彼女はネット上で水着姿のグラビアを飾る活動をしていたのです。
今まで、グラビアアイドルとか体の見事さをアピールする女性を見ても、綺麗だな〜とかスタイルよくて羨ましいわ〜とかのんきなことしか浮かばなかったのですが、
彼女は中学生で、前述の友人の娘さんより1つ上という年齢だったので驚いた。 ハッキリいって、気分が悪くなってしまいました。 でもその気持ち悪さの説明が付かないままでした。 多分、友人の子どもと同じくらいの子が、こういう仕事をしてるという事実に打ちのめされたのだと思います。
そして、その気持悪さがハッキリと書かれている記事を見つけました。 2005年の12月24日(土)朝日新聞夕刊の「ロリコン社会犯罪の根源 幼い心の商品化 なぜ許す」大阪府立大教授 森岡正博
この記事では、「ロリコン」が国民病になったと指摘している速水由紀子さんの言葉とともに、モーニング娘などが出た頃から、12歳前後の女の子を性的商品のイメージとして堂々と販売されていることや8歳の女の子の発売予定(もう販売されているのだろう)のDVDの内容がどんなものか記述してある。 そして、その内容と販売も問題だが、もっと問題なのは被写体の女の子が、自分の映像がどのように「消費」されているのかを知らない事と親が許していることだと。
今の世の中、親がそういうことを認めている理由など想像などたやすいです。 なんでも自由にさせてあげることや、お金を儲けることが、愛する子どもの為になるのでしょうか。
私の実際に知っている親である人たちに、子どものためを思わない人はいないし、実際に良識的で、献身的な親ばかりです。 ですが、世の中にはそうでない親も少なくないと知っている。 実の親ですら、そんな輩がいるのだから、赤の他人の大人ならなんだってできるでしょう。
芸能界で一時的に儲けたり、成功したとして、その中で生き残れる人ってどれだけいるのか 「あの人は今」的な番組を見ればわかることだし、大人だったらまだしも 一般的な金銭感覚などを無くしやすく、有名になったゆえに、その後転落していく子役タレントの例はいくらでもあります。 こういう話を聞くたびに、周囲にいた大人の無責任さを思い、気分が悪くなります。
子どもを狙った卑劣で許しがたい犯罪が後を絶ちません。 そのたびに世間では、二度と繰り返さないようにと、何度もリピートしています。 そうした当然の反応と同時に、この国では子どもで儲けようとする大人も沢山いるのです。
児童を保護する法律は確かにありますが、法律に触れないギリギリのラインの商品はこうして実際に売られているだと、 こういう事まで、細かく法律で規制しなくてはならない世の中なんだと思い暗澹たる気持ちです。
その後、2006年1月3日の12歳の今を集めた記事で、女優志望の12歳の女子のその活動と考え方が載っていた。 30〜40代の男性の前で歌って踊って握手会。写真撮影でビキニ姿で体についてカメラマンから評されて「恥ずかしくて泣きたくなった」とある。 それでも、将来の夢(20歳で有名女優)の為に「プロ意識を持って」「キャラを変えて」頑張るらしい。 なんと老成しているのだろうかと驚く。本意でなくても、将来を見据えて我慢して頑張るんだもん。 辛抱が足りないといわれて久しい現代っ子には珍しいかも。
でも、以前アイドルだった人の自伝的本で、相当えぐい握手会とかプレゼントの話を読み アイドルって本当に大変だと思ったことがあった。 彼女はそういう事にも耐えていけるのだろうか。いや耐えてみせる!と決めているのかしら?
そうされたら「頑張って」としかいえなくなる気もする。 大人に操られて、とりあえずやってる感が少ない気もする。 でも、ほんとうにそうなのかな・・・
どうしてこんなに生き急いでるのかしら? どうして女優として有名になりたいのかしら? やっぱりジェネレーションギャップなのかしら?
この子が特別な存在なのかしら?そうだったら仕方ないわねえ。 若いうちから夢や目標があって、迷いがないってのも羨ましい気もしますし。 ある程度、売れて、余裕ができたら、次の目標も達成しやすいしね。 実際、そうしているアイドル出身者もいないことないし。 やはり高度経済を望めない、つまり安定した成長を期待できる社会でなくなった故の傾向なのでしょうか。 早く現実の世の中、人間の汚さを思い知ることはそんなに悪いことではないのかもしれない。
でもやはり小学生の子の水着の写真集ってのは、どうも抵抗ある。私には。 ------------ 女の子ではないけど、有名な男の子ばかりの芸能プロダクションには 昔、とんでもない暴露本があって、それが事実かどうかわからないけど そんな疑いがあるのに、どうして自らの子どもや兄弟を入れようとがんばるのか、それも長年の謎でした。 視聴率稼ぎ頭のタレントを抱える所なんで、そこ関連の不祥事とかはテレビではめったに扱われない。 一般市民が望んでいないといいうワケです。
ま、こうした循環で成り立っているのですよね。 有名になって、お金を稼げばいいって世の中にあっては、抗うほうが大変ですもんね。 そして弱い対象にひずみが出るんでしょう。
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