三浦 展 2005年 光文社
格差社会、階層社会・・ ニュースや本などでその傾向を表しているだろう事件などは毎日のように目にするが、 自分には関係ないと流している人が多いことは間違いないだろうと思う。 この本で下流とされる傾向の人々は特にそうだろうと思う。
下流とは下層ではない。 食うや食わずの生活とは無縁だけど何かが足りない。と表して 冒頭には、下流チェックもある。
このチェックは、私自身半分くらいチェック付くので、私も下流なのかもしれない〜と思い。別段ショックではなかったけど、そのままその理由を知るために読み進むとちょっとわかった。
その日、その日を気楽に生きたい。 自分らしく生きたい。 好きな事だけして生きたい。 面倒くさがり、出不精、だらしない。 地味で目立たない性格だ ファッションは自分流である
と他にもサクサクチェックしたけど、これはあくまで希望であって現実でない。 気楽に生きられないし、好きなことだけして生きてないし 面倒くさいけど、日々、面倒くさいことをなんとかしようと努力している。 そして地味で目立たないと思っているのは、私だけかもしれない。 私はしばしば社交的だといわれる。 ファッションも流行は追わないけど、流行も取り入れるしね。 自分らしく〜というのも、別に特別な能力をもってるとか勘違いしてないしね。 「下」ほど多い趣味がまた気になるな〜スポーツ観戦、音楽コンサート鑑賞。女性特有の趣味も(^^;)
この本は、とにかく徹頭徹尾、データから成り立っている。 時々その階層のモデルによるインタビューや時代を反映するシステムや人物のことが取り上げられたりしているが ほとんど数字で階層が表現されている。 細かい数字はほとんどすっとばしてしまったけど、だいたいわかる。
下流で何が悪いのか?と下流の人は思うだろう。 今のまま暮せたら=多くを望まない=欲張りでない。 ってことはいいことのように思えるけど、それの副産物として・・
データによる下流に多い考え方、「そのうち誰かがなんとかしてくれるかもしれない」がもっと増えたり、 上流の人に多い考え方である「人の好ききらいはない」「人の長所を認め、伸ばすことができる」「周囲の人の態度や気持ちの動きに敏感である」という人が減ったらどうだろう。 社会の問題に無関心で、他人にも無関心、そんな人が多数を占める世の中はとてもいい世の中ではないと思います。 私の周囲には、所得と親の資産だけは上流で趣味も上になる人々がいますが、この考え方はすべて下だと思う。 そんな人に囲まれていて、私はほんとうに困っているのでリアルです。
ところで、昨夜の報道番組で、お受験のために夏休みを塾通いに明け暮れる(本当に朝から晩まで)子どもたちのことをやっていました。 子どもたちもやる気になっているようなので、外野がとやかくいうことではないのだろうけど なんて極端なのだろうと思う。
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