| 2006年07月21日(金) |
読書「バカなおとなにならない脳」 |
養老孟司 理論社 2005年 よりみちパン!セ
バカって治るんですか?寝ないとバカになるって本当ですか?子どもの脳キレやすんですか?などなど 子どもからの質問に養老さんが時には優しく、時には呆れ、怒り気味に答えてくれます。
脳の本、養老さんの本はこれまでにも読んできたし、またか・・とも思いますがこれは子どもたちの質問がいい意味でも悪い意味でも面白いので興味深いです。
「子どもは半分自然」という養老さんの子どもに対する見方、現代社会がどうして子どもたちに悪いのか、誰もがわかっている大人が作った社会が子どもに影響を与えているという事を繰り返し書いています。 でも、養老さんのいうような、田舎で体を動かす生活を子どもにさせてあげるのって本当に難しい。 ほとんど実現不可能だと思う。 そう思っていたら、ほとんど都会で生活しているユダヤの子育てを参考にしてみたら、とも書いている。 ユダヤの子育てはあまり詳しくないですが、昔からの考え方や教育を厳格に守っていると思うので、そういう事かな。
日本はあまりにも短い時間で、劇的な変化が起きてしまい、対処が後手後手になってしまっている。途中で気付いたとしても、個人を大切に的な発想が根強いから、それも容易ではない。
この本に書かれている、ゲームがやめられない、思春期うつ、拒食症の問題、ストレスが多いなどの質問には、ほとんど体を使え!で統一されている。努力・辛抱・根性!昔のスポコンだわ。 でもそうだろうなあ。ほとんどの悩みって、食べるのに困らない環境ゆえの悩みだもの。 余計なこと考える余裕があるのって、ある種の人にはよくないんだろうね。
例えば、私は、洗濯機、掃除機、炊飯器など電化製品のおかげで、こうして働きながら暮らしが成り立っているのです。 働きにいって、家事をしてもまだ時間の余裕があるから、本読んだり、パソコンしたりとできるんですよ。 現在は毎日をこなすので精一杯であまり悩んでいる暇ないです。おかげさまで。
でも、もともと何かがしたいとか、楽しみが作り出しにくい人に、無尽蔵に時間があったらどうかな?と思いました。
ループを回すように育ってないと、生活を送るのに役立つループが回せないかもしれませんしそういう意味でも、やはり子どもの生活状況を何年も追跡調査して統計的関連性を出すのはしたほうがいいんじゃないかな? テレビを見せっぱなしにするのが子どもの成長に悪影響が出ていることがわかったように。
メモ ・入出力がちゃん回っていること、ループしていることが、脳がちゃんとっ働いていること。 学習の基本はとにかく入力して出力する。出力とはからだを動かすということ。 ビデオとかテレビを座って一方的に見せられているのはダメ。小学生以前の子どもはとにかく外で回す。 ・繰り返しで脳はつくられる。いつの間にかに脳は変わらない規則を学習していく。(だからさぼらず英語の勉強をするしかない) ・コミュニケーションの面が不安、その不安とは、実は人と人との距離がきちんと取れていないということ。 はっきりとした距離が取れていないことで悩むということは、昔風にいうと、ある種の自我が確立していないということ。 ・「機械を丈夫にすると人間が壊れる」森 政弘ロボット工学の先生 ・犯罪をおかす人の脳って?の項目はきわどいけど興味深いです。
|