| 2005年08月28日(日) |
雑誌「中央公論」九月号・医療過誤と言論の自由 |
表紙に櫻井よしこさんの名前があったので興味を惹かれて手にとって見る。 薬害エイズについて書いた櫻井さんの本を名誉毀損で安部英氏に訴えられ 1000万円の賠償を求められていた裁判の事が書かれている。 今までも薬害エイズに関する記事を読むと、被害者の方たちの気持を思い腸煮え繰り返る気持で 今回も、訴えた安部氏やそちら側の人達の発言や態度などに気分が悪くなる。 しかし、今回はさらに薬害エイズを的に絞った裁判ではなく、言論の自由のについて 重要な判決だったのかと、寡聞にして申し訳ないですが、改めて知ったわけです。 名誉毀損になるからといって、高額の賠償金を求められるケースが少なからずあると知っています。 直接関係ないと思っていたのですが、このような事が増えたらどうなっていくのか示唆されてして、恐ろしく思いました。 財力と自分が身体を張って闘わないでいい人が、全く名誉毀損にあたらない=記事そのまんまの癖に 批判されるのをやめさせる手立てに裁判を使ったとしたら。 出版社はコストばかりかかって、訴えられることが重荷になったら、いずれは書かなくなるかも知れません。 週刊誌や新聞でも不確かな情報が載って、本当に名誉を傷つけられる人もいるので、名誉毀損で訴える 事ができるのは必要だと思いますが、これを逆手にとってしまう人がいる事。ずるがしこい人が本当にいるものだと思います。 この記事と「医療事故は日本人の死因の隠れ上位」「急性脳症になった息子との6000日」も合わせて読みました。 医師として相応しくない、苦しんでいる人に対して親身でない医師の話と技術がない、磨けない日本の医師の環境。 外国との比較や、年間の医療事故による死者の数が交通事故の死者数の5倍近くという数字には驚くばかりで いや驚いてるだけではダメですが。もともと医師に治せる病気は二割程度というそうで、なるべく医者にかからない方が 長生きできる道〜なんてどこかで聞いたような話も。 医師国家試験が90%合格率で、どんどん医師が増えているなんて知らなかった。でも小児科医は足りないのよね。 そして医療費が膨らむわけも書いてある。 もっと医師という仕事を大事に考えて欲しくなるよ。なんの為になるのかって事ですが。 とりあえず医者にかかる時は評判を聞いて。実際かかってみて、納得いかない場合は他も当たるって事かな。 医療過誤の裁判で、被害者は相変わらず不利で、厳しい立場に置かれていると「急性脳症・・」の記事で読めます。 記事にあるように苦しんでいる子どもをほっとけるような人が、医師を続ける事ができなくなるような制度を 早く取り入れて欲しいと思います。
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