| 2005年06月24日(金) |
読書「だます心 だまされる心」 |
安斎育郎 岩波新書
世の中には、騙しのテクニックで溢れ帰っている。 その手口があきらかになっても、まだ沈静化していない「振り込め詐欺」 ネット上では、ニセの画面でパスワードなどを採集する詐欺もあるという。 それらはとても手が込んでいて、騙すために考え抜かれているわけだから 騙される方としては、考える時間をなんとか捻出して、ダボハゼのように その手口に食い付かないように気をつけなくてはならない。
上記のような金銭目的の騙しから、懐かしいスプーン曲げやネッシー、幽霊騒動など 超常現象の話しから、科学者でも陥った騙しのエピソード、国が国民を騙すために行う情報操作など 面白くて為になる話が満載です。すごく面白い。 頭のいい人でも騙されるのです、あるいは自分を騙してまでプライドを守ろうとして故にドツボにハマる。 そして地位の高い人がその罠に陥るということは犠牲者が出るということなのです。 森オウ外が脚気とそんな因縁があったとは・・自分を騙す行為は恐ろしいですね。
ディカプリオが主演した映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」には実在のモデルがいて、 「華麗なる騙しのテクニック」フランク・W・アバグネイル著 アスペクトという本があるというではありませんか この本は「世界一の詐欺師が書いた、詐欺手口事典」といった内容らしいです。 内容について少し紹介されていますが、それはもうアイデア(?)の宝庫で 本当にうっかりしたら、身包み剥がれそうです。 この方は詐欺師から一般人に戻ったのですが、その詐欺のテクニックを生かして 「騙されない為のコンサルタント」になって成功したというのですからまたすごい。
ウソも方便という言葉があるとおり世の中、なんでも真正直にはいきませんし 手品やエンターテイメントとしての「騙し」もありますと、「騙し」に関する歴史も楽しい、お勧めの1冊です。
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