だから猫が飼いたいのに・・

2004年09月27日(月) 読書「女帝のロシア」

小野理子著 岩波新書

少し前にエカテリーナ二世のことが取り上げられたテレビ番組を見た。それまでもロシアの女帝について、さまざまなメディアで断片的に見聞きしていたので、興味がありましたが。
この新書をじっくり読もうと思ったきっかけは、エカテリーナの傍で活躍したダーシコワのエピソードでした。
彼女は17歳で母になり、19歳でクーデターに加わり、21歳で夫の死と破産の危機にあうが、最終的にはロシアアカデミーの総裁となり、見事なキャリアを積むのでした。
とくに最愛の夫をなくした時に彼女はあまりの衝撃に病に倒れ半身不随になってしまったのに、幼い子どもたちを育てながら、夫の残した負債を返したのですから、ありていな言葉ではいいつくせないです。
作者によるとこの頃の平均寿命はだいたい30歳ということで、生き急ぐ感は仕方ないかもしれませんが。

エカテリーナにしても、恵まれない結婚から女帝になっただけでなく、情熱的な恋も同時進行したし、
特にポチョムキンとの関係はロマンチックでドラマチックやな〜と思います。
歴史に名を残す女性たちは、全方位で全精力傾けることができるエネルギーの塊ね、とひたすら圧倒されるのでした。

ロシアの聞いたことのある地名やダーシコワやエカテリーナの生きた時代の著名人たちが邂逅やスレ違いで名前が出てくるのも歴史がつながって楽しい体験でした。


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美功 [MAIL] [HOMEPAGE]

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