| 2004年06月19日(土) |
読書「生と死の美術館」 |
「生と死の美術館」立川 正二 岩波書店
「ピエタ」やミレーの「オフェーリア」、レンブラント、ゴッホ、ピカソなど有名な絵画が揃っている。 「ピエタ」は本当に美しくて、ひたすら思い出に浸る。 ほっといたらずっと見てしまうくらい引き込まれるくらい、美しいのです。 有名な作品、画家の中でもコクトーの「輸血」に関する話しがインパクト大。 ちょっとどころでなく気持ち悪い。科学の発達ってやっぱりありがたいよぉ、と思った。 西洋編の次には日本編もある。 西洋よりコミカルな雰囲気の物が多い。 川原慶賀「シーボルト瀉血図」は血を抜き取る治療をしてる場面なのですが その患者さんが口をすぼめて痛みに耐えてる風情がなんとも、笑ったら気の毒なんですが・・ その絵の解説とともに、シーボルトの豆知識があり、彼が囲っていた女性をとっても愛していたらしい エピソードの1つ、日本で採集したアジサイにその女性の名前(お滝さん=オタクサとシーボルトが呼んでいた) の名前Otaksaと名づけたということなどが書いてあります。 そういった豆知識?トリビア好きな私としてはそそられる本であります。
日本編で1番有名なのは興福寺の「阿修羅像」だと思います。 こちらは比較的行き易い場所にあるので、何度もみたことありますが やはりその美しさには立ち止まってしまいますね。 でも、ある時奈良にいったので立ち寄ったら「阿修羅像」の前に十代半ばの少女がず〜〜〜〜〜と たたずんでいて、しかもなんか大ぶりのペンダントを阿修羅像にかざしているではありませんか・・・ 30分後にそこを通ってもまだ、かざしていました。・・・・・・。 その時からその美しい面影の思い出とは別な思い出が同居するようになってしまい不幸なんですよね。
ま、そんな思い出はさておき、なかなか楽しめる本であります。
※「ふぉん・しいほるとの娘」吉村昭著 が参考になるそうです。
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