| 2004年01月28日(水) |
フランダースの犬とトリニティ |
「神様、もうじゅうぶんでございます。」 フランダースの犬のラストでネロが以前からずっと見たいと思ってた ルーベンスの絵を見て、天国に召される前の一言。らしい。
アニメもうろ覚えだし、本は読んだことない。二次的資料や人から聞いた話で 書いてしまっていいのかわからないけど結構、有名らしいからいいよね。
それで思い出したのが、「マトリックス・レボリューションズ」で死の間際のトリニティのセリフ。 死ぬ行くトリニティに「死なないで」と嘆くネオに「もう充分」だったと思うんだけど。 (1回しか見ていないから確実ではないけど) そういうトリニティに満足していたし、羨ましいなあ、とも思った。
「ネオとトリニティは末永く幸せにくらしましたとさ。」 で終わっても文句はないけど、あのラストにも文句ない。
長生きすることが悪いなんて言わないし、思わないけど 短い生が不幸だなんて、他人が決めつけてはいけないんだな〜と どう生きて、どう死ぬか、難しいことですよね。
そななわけで、子どもの頃は、貧しくて、寂しそうで、全く報われない「フランダースの犬」のネロの 最期に全く納得できずに、悲しくて見る気もしない状態だったけど、今はあまりそう思わない。 子どもが、誰からも保護されず、お腹をすかせて、虐められることは許せないけど ネロの「もう充分です」を否定する気にはなりませんな。 私も死ぬときに、そう言えたらいいな。
この話が浮かんだのも、「芸術新潮」ルーブル特集の中にある著名人が語る 「私の愛する1点」というエッセイからでした。 ルーベンスのあの絵の前で死ねるネロ少年はすごいっ!ですって。 もっとアッサリした絵がいいと、美術史家さんは書いていました。 私だったらどんな絵がいいかな?想像もつかないなあ。好きな絵はたくさんあるけどさ。
それにしても「芸術新潮1月号」どこまでひっぱるかしら? でもとっても読み応えがあるんですよ。
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