だから猫が飼いたいのに・・

2003年08月14日(木) アニメ「まりんとメラン」

ふ〜やっちまったよ。全話見ちまったよ。わかっていたよ、こうなることは・・・
いや、いいのだ。何のための夏休みなんだ!これぞ夏休みの醍醐味。
連続アニメを全部一気に見るとかもってこいじゃん。
何年ぶりかしら?連休を自宅で過ごすなんてさ
やっぱりこういう時にやんないとね。

小さい頃からテレビっ子。
アニメ・マンガ大好きな私でしたが、最近はあまりというかほとんど見なくなってきました。
アニメは週に一本も見ず、漫画も滅多に読まなくなってしまったわ。
そんな日が来るなんて結構自分でも驚いています。
でも童心は健在なので、おすすめされたら結構みます。
おすすめしてくれ、名作を!
そんなわけで今回勧められたのが「まりんとメラン」。
またまたサンライズ作品。

近年「いいなあ」と思った作品は「カウボーイ・ビバップ」1998年 「ビッグ・オー」1999年で2000年の作品である「まりんとメラン」
年に一つはお気に入りが生まれている計算になりますね。
数年経てから遅れたファンだけど・・・
どれもこれも私が好きなテイストが織り込まれています。
万人受けのツボなんでしょうか?あ、でも興行的にヒットしたのって
「カウボーイ」だけ?「ビッグ・オー」は盛り返したのかな・・
ようわからん。
そんなことはさておき、とにかくかなり今更な話なんですけど、面白かったのよ「まりんとメラン」。

「まりんとメラン」あらすじとかはまた検索してくれ(サンライズのサイトは1ページだけだったよ。
http://www.sunrise-inc.co.jp/works/index.html)
なんだかほのぼのしている絵ですけど、だまされてはいけない。
かなり厳しい内容です。
ファンタジー+戦闘アクション+懐古趣味+家なき子+ちょっとロリ(!)
最後のキーワードは見ていてちょっと気になるんですけど・・意識しすぎか。

実は最終話だけ見る機会があって、見ていました。
そのとき、メランに一目ぼれしてしまってハマりそうで怖かったので遠ざけました(意気地なし!)

でも駄目押しで勧められてつい見てしまいました。
そしてああ、もう逃げられないわ・・・と
・・ええ、青いんです、メランは(正確には紺碧)。
そしてすばらしい身体してるんです。更に本物のナイトなんです。
命をかけて少女・まりんを守るんです。(結構ピンチばっかりだけど、そこもお約束)
そしてまりんもメランの為に命張るんです。
ハマらないわけないです。私のツボを全部押されました。降参です。
あとこれも重要、メランの声が大塚芳忠さんなんですけど、これがまたかなりイイんです。
大塚芳忠さんといえば「ビッグ・オー」でもコミカルな役でしたし、そういう印象が強かったのですけどメランの声はまたすばらしい。もううっとりです。
最終話のセリフ「まりん、今にも胸が張り裂けてしまいそうだ!」たまらん!この声とメランのビジュアルだけでも見る価値あります。
そんな渋いメランが時折見せるコミカルな場面や、感情とかがちょっと情けなくてかわいかったりして、またたまらんのですわ。

メランがあまりにもツボですが、他の他の登場人物もかなりオモロイです。
まりんも最初はちょっと馴染めない雰囲気が漂っていましたが、
だんだん慣れてきたのか、物語が深刻になってきたせいなのかよくなってくるし、長屋の人々やメランの仲間である剣士たちもかなりいいです。

でも本当に話はかなり辛い。それも最終話見てから気になって調べたらわかったのでちょっと避けていたのもある。
何度心臓をぐりぐりとされた気がしたか、まりんがクラスメートからイジメにあった時も、その後ふりかかる過酷な運命もどれもこれもこれでもかって・・ひどい目にあうんです。

でもまりんをそんな目に合わせる人たちの心の弱さがまたよくわかって、
単純に「悪いヤツだ!」と言い切れなれないものがあって更に辛かった。
まりんをイジメる女子生徒はあやうくまりんを殺すところだったのですけど、それはやり過ぎ(そこまで描かなくとも)と納得できなかったけど、
心の弱い人がそういう状況におかれたらやってしまうかもしれないと、
フィクションだけの人でない、心の弱さが出てしまった普通の人なんだなと思えた。

見ていてそこまでリアルにしなくてもな名もなき母親も、本当に強烈なんだけど、
普通の人でも、異常事態が起きたらこんな酷いことを平気でする。
自分の弱さを人のせいにしたりできてしまう。
まりんを孤児で長屋に住んでいるからといって差別している萌の母親も、
ぜんぜんフィクションじゃない、誰でもその可能性を秘めている。
私も心の弱い普通の人だからわかる。

そして自分の目や耳で確かめることのできる情報って限りなく少ないから、不確かな情報・イメージで判断して失敗してしまう。
この物語には最初から目の前の人を信じずに、
自分の固定観念とか権威のある(らしい)情報に振り回されている人が出てくるんだけど、それはやっぱり恐ろしいことだと思えました。

でもその抗いがたい衝動に逆らうのは、かなり難しい。
そんな難しいことをやりぬいた、まりんとメランの物語は美しく、幸せに満ちている。
その幸福感を味わうために、相当な試練を耐えて見て欲しい物語。

「彼方から」のイザークとのりこを思い出してしまったわ。多分ツボは同じだと思う。


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美功 [MAIL] [HOMEPAGE]

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