| 2003年08月03日(日) |
宝塚宙組バウ・ロマン「里見八犬伝」 |
宙組熱烈ファンの方は読んじゃいやん。ネタバレありすぎなのです。
驚いた、いろんな意味で笑った。突っ込みどころ満載だった。 なんちゃって日本物の得意とする宝塚ならではの出し物。着物にブーツでもぜんぜんOK。 ヒロインがわらじ履きでもヒーローはやたらデコラティブなブーツだったりするしね。 なんていきなりそんなところから突っ込みいれていいのでしょうか?
だって伝奇ロマンだもん。魍魎、妖怪総出演という夏休みにはぴったりな破天荒な出し物でした。 原作は滝沢馬琴ではなく、鎌田敏夫さん。昔映画であったほうだったのね。 道理で信乃が主役じゃないし、毛野は女だし・・でも前半は水さんの親兵衛はあまり目立たなかった。出演者が多すぎるし、八犬士は並ばないとダメだしで仕方ないんだろうけど、バウでやるには狭いし、盛り沢山だし、時間は短いしたーいへん! でもそんな困窮も大技で乗りきっっていたところがすごい。 八犬士たちが次々死んでいく、見せ場は交差して通り過ぎる壁で乗り切るし、手に手をとって去るのは客席だしね。何回使ったかしら? 幕が下りている間、幕前で演技している2人をよそにセットの移動の音ががんがん聞こえてもやれ!急げだわ。
時間をぎゅうぎゅうに詰めているから、時間の経過とかわかりにくく、静姫はずっと岩の上で寝ていたのか?とか(で、岩でラブシーンなのかしら?ドキドキ)、何でか静姫攫われてしまうし、それでやっと秘密兵器出てくるし(なんで?) モーフィアス的運命論者の道節に説得されてはいたけど、最愛の人を殺された信乃は毛野のことは許したのかな?やっぱり運命には勝てないのね。 だし、玉梓の息子らしい親兵衛が静姫と結ばれたら、ヒキ田一族は不滅じゃん。 あと本来こんな突っ込みはアカンねんけど・・矢は飛んでないよ!あぁゆうてもうた。
一番、困ったのが振り付け。もうン十年前の振り付けやねん。思わず目を伏せてしまいました。 特に毛野の子供時代の寂しさを歌うバックで踊る子役の振り付け。人差し指で自分のほほを指しつつ、上半身を横に倒すのって・・そのまま缶けり状態。 フィナーレの踊りもだらだら延々と扇子や羽が・・・ でもね。最後に一番笑ったのが、ついに吊られた2人が上から降りてきたりね。 キンキラの内掛けでめかしこんだ2人がススーっとね。玉姫殿とかの結婚式っぽかった(知らんけど) 隣のご夫人と顔を見合わせて、「あははは!」と笑ってしまいました。 隣の方は幕間でちょっとお話したら、結構同じ視点で見ていたので、瞬間意気投合してしまいました。 この方も言っていたけど、宝塚らしいっちゃあらしいんだけど、大衆演劇っぽかった。
わ〜怒涛のように突っ込み続けたよ。こんなの初めて!か?でもまだ書き足りない。 でもそろそろフォローしなくっちゃ。 えっとですね、ぜんぜん期待していたのとは違うモンだったんだけど、これはこれで面白かったかも。 親兵衛はほどよくかっこよく、ほどよく三枚目で、よかったんです。 静姫は姫って雰囲気じゃないけど、可愛いし(でもかなり内股なのは直したほうが・・絵巻を読む時の足みて可愛けど目立ちすぎ) 2人が愛を誓いあうシーンやお互いを思う場面なんてなかなか・・背丈も丁度いいしね。 あとは現八も姿が美しく、役どころも美味しいのではないかと・・あ、でも大八車に親兵衛を乗っけて敵の本拠地から逃れるって目立ち過と思。 そんなことできるなら、さっさとヒキ田一族やっつけられそう。道節さんもさすがしっとりお上手でした。
さあいよいよヒキ田一族だ!も〜書きたくて書きたくて! 玉梓が「エリザベス」だったり「スターウォーズ」系だったりして、すばらしいんです。上手いよっ貴柳さん! そして船虫があの可憐な鈴鹿照さん。一瞬わからんかった。親兵衛に舌なめずりする場面なんておステキ! やっぱ、出戻りファンだけあって、この辺の人には詳しい。 そのほか、この悪役たちが楽しそうで、こちらもわくわくしました。
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