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風の坂道     2004年05月27日(木)

こうしてこの時が続けばと願ってから
人生はやがてたしかに終わると感じた

『風の坂道』小田和正

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この歌詞を聴いた時は衝撃に近いほど共感した。正確に言うと、『自己ベスト』を購入した時点ではこの曲まで気がまわらなかった。せいぜい『ラブストーリーは突然に』くらいまでかな?
主人と付き合うようになって、こんなに大切に思える人に巡り会えるなんて、と思ってからこの曲のこの歌詞がとても響いて来たのだ。
私と主人は三十路を過ぎてからの出会いで、死が二人を分つまで、じゃないけれど、残りの人生を全てこの人と過ごせるのはとても幸せ。でもとても短い時間だ、と焦りを感じる。一分一秒も無駄にしたくない。いつか終わるのだから。

もっと若い頃に知り合っていても、お互いに惹かれる事はなかったかもしれない。あの時、あの場所で出会っていたからこそ。
手を離せばあっという間に何処かに飛んで行きそうな二人の間の糸を、ぎゅっと離さずに(彼には離されそうになった事もあるけど)私はここまでやって来た。
二人の間にはもう糸も綱も無く、ただ直にお互いの手を握って行きたい。






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