| 2003年10月28日(火) |
引き分けたゲームなら・・・ |
10年前の今日、世界杯蹴球選手権米国大会の最終予選で 日本とイラクが戦いました。そう、あの「ドーハの悲劇」が あったときです。
日本は勝てば待望の本大会出場が決定するという状況で 臨んだイラク戦、一時は中山のゴールで勝ち越しながらも 後半ロスタイムに同点に追いつかれ、悲願を目前で逃したのが 1993年10月28日です。
当時のイラクは予選突破の可能性がとっくになくなっており、 それにもかかわらず、最後の粘りをみせたのは、 ウダイの鞭打ちが怖いからだとばかり、 てっきり思っていたのですが、最終節の他国の動向によっては、 予選突破の可能性が残っていたらしいです。
'90年の「熱闘甲子園」のテーマソング 「金網越しのBlue Sky」(by大塚純子:現The gardens のjunko) に「引き分けたゲームなら涙も汗も分かち合えるね」 というフレーズはあるのですが、 10.19のロッテ−近鉄戦にもいえることですが、 総当たり戦では引分けの重みは往々にして、 夢をつかみかけた敗者、夢がすでに遠のいてしまった敗者と では違うものです。 その痛みの差を越えてともに敗者であることは分かち合える、 とするならばその意味は深いです。
逆に、引分けで一方が夢をつかむことも無論あるのですが。
|