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No-Mark Stall *




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無題。 | 2004年12月11日(土)
「――つまり。そのどこぞの山奥に引き篭もってる魔王とやらを倒せっていうの?」
「そうでございます救世主様!」
修飾語過多で尚且つ冗長な中年親父どもの説明に耐えた暮羽は、眉間に深い縦皺を刻んで太鼓腹の神官たちを睨めつけた。
「ふッざけんじゃないわよ。何のテーマパークよコレ。ていうかおねーちゃん探さなくちゃならないんだしさっさと家に帰らせてよ」
「はぁ、救世主様には姉君がいらっしゃるのですか……」
「そーよ自慢のおねーちゃんよ分かったらさっさと帰してちょーだいよ万が一誘拐なんかされちゃってたらどうすんのよアンタ責任取れるの?」
物凄い形相で詰め寄られた神官その一は、同じように丸々と太った体型の隣の神官その二に助けを求める視線を送ったが相手にされない。
困った神官は更に向こう、細面の騎士に縋るような目を向ける。
騎士は苦笑して暮羽の肩を叩いて宥める。
「救世主殿。せっかく可愛らしいのにそう怒られては台無しですよ」
「うるさいわよ優男。――そうよもしかしてあんたら、あたしのおねーちゃんまでこっちに拉致したんじゃないでしょうね」
神官たちはぶんぶんと首を左右に振って否定した。
「……違うのね? おねーちゃんは少なくともこっちに連れてこられてないのね?」
念を押す少女に気圧された神官たちが首が折れそうなほど頷きを繰り返す。
「えぇ、我々がお呼びしたのは救世主様、あなたおひとりでございます!」
「関係の無いただの人間まで呼び出せるほどの力は我々にはございません!」
そう、と落ち着きかけた彼女に向かって、優男となじられた騎士が爆弾を投げつけた。
「でも確か魔王がちょっと前に異世界に干渉したらしい波動が確認されたって言ってなかったっけ? しかも繋いだ先が救世主殿の居場所に近くて神殿が大騒ぎだったとか」
神官たちの動きがぴたりと固まる。
「……」
「……」
暮羽が頭を抱えて叫んだ。

「おねぇちゃーん! どうか無事と言ってー!」

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変なテンションですいません。ていうか色々破綻してる気がする。
えーとどこぞの人違い誘拐犯の世界の別サイドの話。
向こうの話は書く気でいますがこっちの話はどうしよう。

「ねめつける」も変換できないIMEにキレる通り越して生ぬるい微笑を浮かべる気分になります。
written by MitukiHome
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