今日も彼とのメール&電話は「エロネタ」
日曜日に向けて、あたしの頭の中は彼の事でいっぱいだ。
天気が良いといいな。
何を着て行こう。
バッグは、どのバッグを持って行こう?
どんなメイクをしよう?
香水は彼から貰った「ブルガリ」だな。
パックもしなくちゃ・・・
あたしは今まで、割と恋愛経験を積んできたし、寝た男の数は自分でも数え切れない。
でも、彼とのSEXほど、燃えるものはない。
いくら記憶をたどっても・・・
寂しいからって、他の男と寝たくない。
寝たって、失望して自己嫌悪に陥るだけだ・・・
彼に会うまでのあたしは諦めていた。
あたしと付き合う男は、あたしの事を真剣に愛してくれなかった。
「遊び」ではなかっただろうけど・・・
騙された事もないし、金も取られた事もないけど・・・
今までのあたしは「アクセサリー」だった。
親にも愛されないあたしだから、他人に愛されるなんて思いもしなかった。
しかも、あたしの友達は皆、あたしを羨む。
「いいなあ。そんなに愛されて」
彼は日本一、マメだし、あたしの下らない愚痴も聞いてくれるし、励ましてもくれる。
あたしが間違っていれば叱ってくれる。
あたしが困っていれば手を差し伸べてくれる。
あたしを愛しいと思えば、街中でもあたしを抱き締めてくれる。
取り立てて、良い所もない、あたしを愛してくれてありがとう・・・・