例えば、きょう。
目次過去未来


2015年01月08日(木) 2015/1/7 その1

ども、セツカです。

1月7日 19:00
今の私のとって最高の瞬間だった。

初めに言っておく。これは私の私による私のためのチラ裏日記なのでホント誰も得しない。だろう。
なら大人しくチラシの裏に書いておけという話なんだけど、手書きより数倍早くかけるし記事を直すのも簡単なので結局ここに書く…という10年以上続いた習慣なので許してください。
まぁ基本的に私しか見ていないと思うのでこんな前置きも実際には必要ないんだけど。

さて、話はサービス残業万歳!なサービス業勤務時代に戻る。

改善されない職場環境で毎日深夜帰宅だった私がよく目にするようになったKis-My-Ft2。
誰1人知らない7人。
疲れて帰ってきた私がBGM程度に付けているテレビ番組でアイドルであるはずの彼らは学生服で体を張ってバラエティーやっていた。最初に見たときは彼らがジャニーズのアイドルであることすら知らなかったように思う。
待ち行く人に声をかけ全員の名前がわかる人に会うまで帰れないという企画を通し、初めて彼らのグループ名がメンバーのイニシャルであることを知った。自分たちの知名度の低さを痛感する彼らに草を生やしたりもしたが、私同様彼らのグループ名の由来がほんの少しではあるがお茶の間に浸透した瞬間であったと思う。

そんな彼らはアイドルなのに冠番組BUSAIKUを持つようになり、またしても深夜帯に生きる私を楽しませてくれた。
毎回毎回「あるあ…ねーよww」なお題をこなし、一般女性に評価される。
動画に登場する「カッコイイ!」コメントや「ブサイク」コメントはニコニコ動画のようで、メンバーはもちろん見ている側の意識を繋げる役割を果たし、映像に強烈なアクセントを加えている。
そしてやっと上位に位置づける「藤ヶ谷くん」と「玉森くん」は見分けがつくようになったのはこの頃である。

そうこうしている間に7人は学生服はいつの間にか卒業してAD見習いとして奮闘し始める。
クイズ番組の問題を作ったり100円ショップのグッズを紹介したりと、学生服の頃に比べ強烈なバラエティー感がなくり薄味になったな、というのが率直な感想であったが、今思えばそれだけ体を張らなくてもいい、アイドルとしての知名度が上がっていたからこその出来事であったように思う。

こうしてキスマイをなんとなく眺めていたけれど、それでもまだ、藤ヶ谷くんと玉森くん以外のメンバーを覚えられないでいた。
私にとってキスマイとはアイドルではなく、バラエティーで奮闘する7人という枠を中々抜け出せなかった。歌って踊る彼らを1度も見ていなかった。

そんな私が遂に歌って踊る彼らを目にすることになった2013年の末。
ただし、それはアイドルKis-My-Ft2ではなく、アイドル(?)舞祭組であった。中居さんプロデュースの歌はもちろん衝撃的だったが、何より驚いたのは横尾さんの歌である。
「え、これアイドルだよね?ジャニーズだよね??」と一般人の7割が感じたであろう感想をもれなく私も口にしていた。
そして彼らの登場を通して初めてキスマイが所謂「前3人」と「後ろ4人」の格差グループであること、「前3人」の最後の1人が「キタ(ヤマ)」だということを知ることとなった。

こうして2014年を迎えた私だったが、それでもまだ歌って踊るアイドルKis-My-Ft2を見ることはなかった。
いや、実際は正月のキスマイBUSAIKU SPの後、運命girlのPVをDLしていたけれど、「そんなことがあったのか!!」と後々自分で驚くほど、すっかり忘れた出来事として日々を送っていた。
だがしかし、彼らの存在は2013年より確実に私の中で大きくなっていた。

そんな私に転機が訪れる。退職、そして転職である。
退職は1年以上前から考えていたが、ずるずると時期を逃つづけていた。どれくらいずるずるしていたかというと、3月に退職の挨拶を全員の前でしたにもかかわらず6月半ばまで働き続けるという常識を逸脱したずるずるさ加減。
自分がどれだけだらしないか、どれだけ押しに弱いかを改めて感じたこのずるずる期は、溜まっていた有給消化をしながら働いていたため自分でも驚くほど時間があったのを覚えている。
せっかく時間が出来たのだから旅行に行ったり、人に会ったり、有効に使う手段はいくらでもあった。
しかし、私が選んだのはあろうことか「ジャニーズ」であった。

2012年の夏に戦国鍋TVから若手にはまり、その勢いで乗り切った2013年。
もちろん2014年もそのつもりではあったものの、前半飛ばしすぎておなかも膨れはじめ、代わりに財布だけが軽くなっていく現実から少し目をそらすと、そこにはジャニーズが待っていた。
露出の多い彼らはテレビでもネットでも目にする機会が多く、お金がなくても十分楽しめる。
何よりジャニーズだ。イケメンなのである。
そして私が手を出したのが、ここ数年で一番見かける機会の多かったKis-MyFt2だった。

丁度新ドラマが始まる頃で玉森くんのテレビ露出が激しい時期。私の情熱は一気に玉森くんに向けられた。
ドラマの一気見、ネットでキスマイBUSAIKUを漁り、遂にはDVD購入(中古)。
この時点で知っている曲は1曲もない。それでも東京ドームのセンターステージからゆっくりと降りてきた藤ヶ谷くんが「自分自身エスコートできない危険地帯へ」と歌い始めた時、興奮は最高潮に達した。

なんだこれ。格好いいじゃないか、キスマイ。

こうして私はやっと歌って踊るKis-My-Ft2を見ることとなる。

そのほとんどをこの日記にも書いていたわけだが、なぜか改めて書いてしまった。
この続きも寝ずに書きたいところだが、明日ももちろん仕事があり、そのまま群馬に向かうという中々ハードなスケジュールのため、今日はこれくらいにしておこう。
暇があったら書きたい。自分のために。


さて、ここからが本題だ。
どれだけ長い前置きをするのかと自分でも思っている。
でも、今日はこのことを書くためにネットに接続したんだ。書くまでは寝れない。いや、書かなければならない。
記憶は新鮮なうちにおこしておかなければ、いつか忘れてしまうからだ。

2015年1月7日木曜日。
私はいつも通り出社した。しかし、そのかばんの中には仕事中使うことは絶対にないであろう双眼鏡が入っていた。
そう、今日は横浜アリーナに行く。念願だったKis-My-Ft2に会うということが、やっと叶う日なのだ。

去年のクリスマス。1通の封筒が私のもとに届いた。
水色の封筒には1/7 横浜アリーナで行われる「新春Kis-My-福袋」のチケットが1枚。
1人で見るのは怖くて妹と一緒に封を切る。スタンド西ブロック。
嫌な予感がする。コンサートに疎い私でもわかる。スタンドはアリーナよりも遠い席なはずだ。
慌てて妹のパソコンで座席表を確認し、その予感は確信へと変わった。
横浜アリーナでは普通の会場でアリーナを指す席が「センター」であり、通常スタンドとされる席が「アリーナ」、そしてその上が「スタンド」…

遠い。キスマイはやはり遠い存在だった…
だがしかし、こんなことで落ち込んでいる場合ではない。会える。キスマイに会えるのだ。
今まで画面越しに何度となく見てきたキスマイにやっと会えるのだ…!

席が遠いと分かった以上、準備をしておかなければと思い家電量販店で双眼鏡を購入。
昨年後半立て続けにレコーダー、パソコンと買い換えた私のカードにはかなりのポイントが溜まっており、1円も使わずに購入できたのは自分でも幸いだった。
そしてその双眼鏡をかばんに忍ばせ、今か今かと定時を待つ。

長い1日だった。
私の勤務先は17:40分が定時。だが、忙しい年明け定時で帰る社員はほとんどいない。
しかし、定時で上がらなければ横浜に間に合わない。
社会人とオタクとしての葛藤の末、仕事を猛スピードで終わらせ、先輩社員を横目に18:00前に会社を出る。
許してくれ。今日は一生で一度、初めてキスマイに会う日なんだから…!!

電車に飛び乗ると経路を調べる。横浜アリーナはKAT-TUNのデビューコンで行ったきり一度も行ったことがない。
無事にたどり着けるだろうか…嫌な予感が胸をよぎる。

だが、それも杞憂だった。
新横浜に近づけば近づくほど女性が増え、駅に着けばダッシュで駆け上がっていく。彼女たちについていけば、間違いはない。

会場が見えてくる。開演まであと10分。入口にたどり着くとスタッフの方に「間もなく開演です」「急いでください」と急かされる。
ああ、もうすぐだ。
本当にもうすぐ、キスマイに会える。

そして階段を上り、自分の席にたどり着く。
そこで見えたのは会場を埋め尽くす女性と、会場のど真ん中にある小さなセンターステージ、そしてセンター席をぐるりと囲むような形の花道だった。
近い。思ったより全然近い。
興奮も冷めやらぬまま、荷物を置きコートを脱ぐ。そして周りを見渡し、はっとする。

準備不足だ。
完全に準備不足だった。

遠い席だろうと思い双眼鏡を持っては来たが、仕事だから、1人だから、恥ずかしいから、と自分に言い訳し他に何も持ってこなかった。
大間違いだ。
この場においてペンライトのない者、団扇をもたない者こそイレギュラーであり、気付いた瞬間恥ずかしくなった。
駅から会場までの道のり、チケットを求める方々のほうがよっぽど準備をしてきている。
こんな私がこの場にいていいのだろうか…という不安が膨れ上がるころ、会場が暗くなり、途端に悲鳴が上がる。

ああ、始まるんだ。

無数のペンライトが彩る中、その時はやってきた。

私は知っている。もちろん会場のほとんどの人が知っている。
メンバーがあちこちから登場する1曲目。中には私のいるスタンド席にトロッコ登場するメンバーもいる。
私は初詣以上の気合を込め祈った。来てくれ、北山くん。いやみっくん!!

Thank youじゃん!

そして奇跡は訪れる。西スタンドに登場したのは私の愛してやまないゆるふわ29歳北山宏光その人であった。
マジかー!!これ夢じゃないんだぜー!!本当にThank youじゃーん!!!
しかし手ぶら。ペンラもなければ団扇もないので興奮を表すことができない。なんだこれ…なんという疎外感…!!
とりあえず踊りながら北山くんが真上を通るのを待つ。
こっち向いてくれーこっち向いてくれーと念じて踊りながら待つ。
そして奇跡は訪れる。真上を通る瞬間、逆方向を向く北山くん。
マジかー!!これがジャニオタあるある「自担が目の前を通るとき反対側にファンさする」かー!!
そんな初めても経験。いや、おしり可愛かったから良くない?と自分に言い聞かせ、徐々に離れていく北山くんを見続ける。
双眼鏡をのぞくと同じようにトロッコに乗った藤ヶ谷くんと玉森くんも見える。
センター花道には4人もいる。キスマイは実在したんだ…!!と震える新参者。それが私です。

その後セトリは詳しく覚えていない。
というかそろそろ眠い。寝なきゃいけない。ので、以下割愛の箇条書き。
記憶違いがあったらごめんなさい。ねつ造してたらごめんなさい。

ちょ…書ききれないってどういうことだよ。
というわけで、続く。


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